| 今シーズンは結果を重んじていきたいのさ。 「最後の最後まで容赦なく」。 これが、今シーズンの僕らの合言葉だよ |
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| 今シーズンのインテルは、“ソリスタ”(一人で局面を打開できるプレーヤーのこと。ソリスタには、チームプレーを尊重しない選手という悪い意味もある)ばかりのチームと言われているね。 T ―― いや、僕はそうは思わないよ。確かに、インテルには多くのソリスタがいる。ヴィエリ、クレスポ、レコーバ……みんな、チームが機能していない時でも、一人で試合を決められる選手さ。でも、彼らは悪い意味でのソリスタじゃない。チームにとって役に立つ選手なんだ。例えば、デル・ピエロのいないユヴェントスなんて考えられないし、インザーギのゴールがなかったらミランはどうなるんだい? でも、彼らがいたって、ユーヴェにはチームとしての戦い方があるし、ミランだって戦術的に明確なビジョンを持ったチームであることは確かだろう? ただ、僕らインテルのこととなると、みんな「あそこはソリスタばかりだ」って批判したがるだけなんだよ。僕らだって、一人ひとりが自分のやるべきことを完璧に理解している。役割分担があって、チームとしてのビジョンもあるんだ。ユーヴェやミランのものとは違うけど、僕らにも僕らなりのプレースタイルがある。これだけは、はっきり言っておくよ。 クーペル監督についてはどう思う? T ―― クーペルは、試合前の準備に非常に気を配る監督だと思う。要求が多いと感じることもあるけど、それはチームのためを思っている証拠だよ。 現在のインテルの長所を挙げると? T ―― 堅実なところかな。飾り気のないところが最高だと思う。 逆に、短所と言うと? T ―― 時々、ゲームにスムーズに入っていけない時がある。前半の出来が悪いのはきっとそのせいだね。 勝つには勝つけれど、プレーの美しさに欠けるという批判の声もある。 T ―― いや、カルチョにおいては、勝った時のプレーがいつでも美しいのさ。 今のチームに望むことは? T ―― プレーの面で、僕らはもっと良くなれると思う。例えばエンポリ戦やキエーヴォ戦では、スペクタクルなサッカーができたと思うんだ。つまり、僕らは、“見せるサッカー”もできるんだよ。ただし、僕らの最終目標は、“見せるサッカー”をすることじゃない。今シーズンは、インテルの爆発的な得点力に注目してほしいね。相手が一瞬でもスキを見せたら、僕らはすぐにゴールを奪う。今シーズンのインテルは“容赦のない”チームなんだ。 でも、実利的なサッカーにも限界があるのでは? T ―― そうかな。僕はむしろ、インテルが常にそういうしたたかなチームであってほしいけどな。昨シーズンのラツィオとの最終戦で僕らに足りなかったもの、それは、最終段階での“したたかさ”だったと思うんだ。69ポイントもの勝ち点を挙げながら、ユヴェントスにタイトルをプレゼントしてしまったのは、他ならぬ僕たち自身だったんだよ。だからこそ、今シーズンは結果を重んじていきたいのさ。「最後の最後まで容赦なく」。これが、今シーズンの僕らの合言葉だよ。 |
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