「4人の中でヴィエリだけが
1人で局面を打開できるFW」 |
10人の声を総合すると、トッティを選んだ理由にその“完成度”を挙げる意見が多かった。さらに、ローマのパッサー、チームリーダーとしての彼の成長度を評価する声もあったということも書き加えておこう。『イル・メッサジェーロ』紙のロベルト・レンガ氏が言う。「私がトッティを選んだのは、彼が他の誰よりも現代のサッカープレーヤーを体現しているからだ。彼は、すでにスーパースターの資格を持ったプレーヤー。身体的にも精神的にもよく成長したと思う。それに、彼の体躯は、近代サッカーにマッチした頑丈なもの。デル・ピエロよりも当たりに強い選手だと言える」。ちなみにレンガ氏の『イル・メッサジェーロ』紙は、トッティの地元であるローマに本拠を置く新聞。それでは、ミラノの新聞『イル・ジョルナーレ』紙のトニー・ダマシェッリ氏の意見はどうだろうか? 「私もトッティを選ぶ。というのも、彼には、本来なら勝ち獲れたものを勝ち獲れなかった怒りにも似た感情がある。それから、あの“ふてぶてしい”態度。おそらく、あれは、彼が庶民の出であることと関係しているだろう。生まれながらのタレント、成熟したテクニック、地元のチームでキャプテンを務めていること。そういったすべてを考慮した上で、私はやはりトッティを選ぶ」。
『ガッゼッタ・デッロ・スポルト』紙のコラムニスト、マリオ・スコンチェルティ氏の考えはこうだ。「もし、この中で、一人選手を獲らなければならないとなったら、私はヴィエリを獲る。ボボは、カルチョ界を代表する強靭かつ、完成度の高いFWだからね。もっとも、完成度という点では、トッティ、デル・ピエロに劣ることは否めない。トッティは攻撃の起点として常に成長を続けているだけでなく、最近はストライカーとしての素養も十分に披露している。私の理想の2トップ? トッティとヴィエリだよ。ただ、代表を3トップにするアイデアも捨て切れないがね」。
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| クリスティアン・ヴィエリ (インテル) |
親子2代のセリエAプレーヤー。父のボブは移住先のオーストラリアリーグでもプレーした。その関係で、クリスティアンも、豪州でサッカーを始めた。プラート、トリノの下部組織を経て、91年、トリノでセリエAデビュー。その後、ピサ、ラヴェンナ、ヴェネツィア、アタランタ、ユヴェントス、アトレティコ・マドリー(スペイン)、ラツィオと渡り歩き、99年からインテルでプレーしている。
多くのCMに出演するなど、人気者のヴィエリ。婚約者は、これまたタレントのエリザベッタ・カナリス嬢(破局の噂が絶えないが……)。 |
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サッカー番組の監修以外にも週刊『コントロカンポ』誌の編集にも携わっているサンドロ・ピッチニーニ氏の意見はスコンチェルティ氏のものとほぼ完璧に符合する。「この4人の中で、ヴィエリだけが、1人で局面を打開することができるFWだ。彼の爆発的身体能力は桁外れている。彼の動きを封じることはほぼ不可能だろう。ヴィエリの強さに比較すると、トッティは多才なプレーヤーと言える。FW、レジスタ、サイド、彼は何でもこなすことができる。また、テクニックも4人の中で一番上だ。彼を、『現代的なプレーヤーの模範』と呼ぶことに、私も賛成だ」。
『コリエレ・デッラ・セーラ』紙のファビオ・モンティ氏も、「完成度で言えば、トッティ。ただ、周りに左右されないという意味ではヴィエリが上」と言う。「ボボは、チームメートの助けをあまり必要としないタイプ。インザーギは決定力という点ではヴィエリを上回る。ただ、様々なポジション、様々な役割を果たすということを考慮すれば、やはりトッティが一番ということになるだろう。彼は、かつてのプラティニのように自分でシュートにまで持っていける選手だしね」。
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| フィリッポ・インザーギ (ミラン) |
| 得点能力は、4人の中でもナンバーワンを誇る。リーグ戦をはじめ、欧州カップ戦、代表戦と、ピッポはどんな試合でもゴールを量産する。先日、通算100ゴールを達成したばかりだ。92年、C1のレッフェでプロ初ゴールを挙げると、ヴェローナ、生まれ故郷のピアチェンツァ、アタランタ、ユヴェントスと着々と実績を残す。現在はミランの貴重なストライカーとして活躍している。数々の浮名を流すプレイボーイだが、最近は弟シモーネ(ラツィオ)の息子、トンマーゾに夢中なんだとか。 |
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