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| インタビュー・文●ルイージ・ナミニーティ Interview
and text by Luigi CAMINITI 写真●高橋 在、MAUROPRESS Photo by Ari TAKAHASHI / MOUROPRESS |
| 他の青年と何ら変わりがない、ごく普通の青年、というのが私の彼に対する最初の印象である。だが、彼を注意深く見つめてみると、彼が「すべてをなし遂げることができる青年」だということに気づく。食い入るような眼差し、誇りを持って襟を正した態度は独特の“ナカムラ・ワールド”を創り出している。 他人に対する尊敬の念なのだろうか、話し始めてすぐには、対話相手との直接的な視線の交換は避ける。だが、数分後には、彼の視線は相手の目の奥にまで入り込んでくる。あたかも、質問を受ける彼が、逆に対話相手の体内に入り込み、そこから何がしかの答えを導き出そうとしているかのような印象さえ与える。 ナカムラの傍らには、常にゴロウ・カワノが陣取っている。ナカムラが信頼する通訳は、片時とてシュンスケから離れることはない。シュンスケの耳元でイタリア語から日本語へ、日本語からイタリア語へ、くり返し、言葉を変換し続けるのである。 シュンスケ・ナカムラは通訳のゴロウを従えて約束場所に現れた。時計の針は、約束の午前11時ちょうどを指し示している。まさに“日本人的時間厳守”とでも言うのだろうか。南イタリアの生活リズムに慣れ親しんだ青年のように笑顔を振りまきながら、彼はその姿を現した。 トンマーゾ・グッリ通りにあるレッジーナ事務所。近くの教会からは、11時を告げる鐘が鳴り響いている。事務所内に準備された快適な空間に身を置いた我々は、さっそくインタビューを開始した。 |
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