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| インタビュー・文●グイド・ヴァチャーゴ
Interview and text by Guido VACIAGO 写真●高橋 在 Photo by Ari TAKAHASHI |
| アレッシオ・タッキナルディは、いなくなって初めてその重要性に気づかれるタイプの“典型的な”レジスタである。彼のプレーはシンプルであるが故にほとんど注目されず、そのため、時としてファンから評価されないこともある。確かに彼は、スペクタクルなサッカーとは無縁である。だが、そのプレーは手堅く正確で、28歳ながらすでに約10年に渡ってユヴェントスの中盤に君臨していることからも、彼のチームにおける重要性がうかがえるだろう。 ミラノからほど近いクレモーナに生まれ、ユースの名門、アタランタで育った(彼の“同期”にモルフェオがいる)タッキナルディは、マルチェッロ・リッピがユヴェントスの監督として初のスクデットを獲得した94−95シーズンにトリノへ足を踏み入れ、記念すべき優勝メンバーの一員として名を連ねることになる。そしてこれ以降、ユヴェントスが手にした数々のビッグタイトルとともに選手としてのキャリアを積んでいったのである。短命に終わったアンチェロッティ体制下でも、タッキナルディは、中盤で不動の地位を築いた。かつてアリゴ・サッキ率いるミランでレジスタを務めていたアンチェロッティは、「タッキナルディに昔の自分を見る」と常々語っていたものだ。 彼より1年早くユヴェントス入りしたアレッサンドロ・デル・ピエロとは兄弟のような仲で、また、常連ではないが、アッズーリでも招集されれば監督の要求にしっかりと応えてきたタッキナルディ。彼は、今シーズン、フォーメーションを目まぐるしく変えるリッピの求めに応じて数々の役割をこなしながら、チームにとってなくてはならない存在になっている。また、一流の選手としての成熟した雰囲気を漂わせるようにもなった。彼のチーム内における重要性は、ホームで0−3と惨敗したマンチェスター・ユナイテッド戦と、その3日後に行われたインテル戦に3−0で完勝した時のユヴェントスイレブンの相違が明白に示している。この2試合でスタメンの違いは1カ所しかない。マンチェスター・U戦に出場しなかったタッキナルディが、インテル戦ではスタメンに名を連ねていたのである。 |
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