アントニオ・ディ・ジェンナーロ
1958年10月5日フィレンツェ生まれ。
84−85シーズン、ヴェローナが初のスクデットを獲得した時の背番号10。ポジションはレジスタ、愛称は“ディージェ”。代表では通算15試合に出場し4ゴールを挙げている。

 70年代後半から90年代初頭にかけて、ヴェローナやフィオレンティーナ、そして代表で10番を身につけていたアントニオ・ディ・ジェンナーロの評価はこうだ。

 「おそらく、バッジョはこの20年間で最高のイタリア人選手だね。今さら私が言うことは何もないよ。あの偉大なリヴェーラに近づいた数少ない選手の一人だろうね。ただリヴェーラと彼では、プレーした時代が違うし、バッジョは、リヴェーラと比べるとケガが多いね。とにかく、私もみんなと同じようにバッジョの華麗なプレーを見るのが大好きな人間の一人さ。それから、彼の努力と継続力には感心させられている。まさにプロの鑑だよ」

レナート・ザッカレッリ
1951年1月18日アンコーナ生まれ
73年にヴェローナでセリエAデビューを果たす。その後、トリノに移籍し、背番号10をつけ75−76シーズンのスクデット獲得に貢献。代表では25試合に出場している。

 トリノの監督を務めた後、トリノ復活のためにカルチョメルカートに専念するレナート・ザッカレッリにバッジョのことについて尋ねてみた。ザッカレッリは、トーロ(牛という意、トリノを指す)が最後にスクデットを獲得した75−76シーズンの背番号10であった。

「バッジョは、今でも我々を魅了してやまないよ。ここまでのキャリアを見る限り、テクニックとその人間性が特に優れているようだね。正真正銘のカンピオーネさ。その他ですごいと感じるのは、彼の持つ意外性だよ。我々が予測しないことをバッジョはしてくれる。見ている者をあっと驚かせるところが“常人”とは全く違うんだ。彼が、100年以上の歴史を誇るイタリアサッカー史で、10本の指に入る名選手であることは間違いないだろうね」

アルド・セレーナ
1960年6月25日トレヴィーゾ生まれ。
抜群の得点感覚を持ったFWとしてインテル、ユーヴェ、ミランなどでプレー。セリエA通算96ゴール。88−89シーズンのスクデット獲得時のインテルでは、22得点で得点王に輝く。
アルド・セレーナがつけた
ロベルト・バッジョ採点表(10点満点)
  左足 8.0  
  右足 10.0  
  空中戦 6.0  
  ドリブル 9.5  
  シュート力 9.5  
  得点感覚 9.0  
  体力 7.5  
  精神力 8.0  
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