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| ユヴェントスのサラスは 古巣リーベルにレンタル |
| 一方のローマは現在、コート・ディヴォワール出身のDFサリウ・ラシシと期限前の契約解除の交渉を進めているが、一向にはかどっていないようだ。なぜならラシシがこの数カ月間行方をくらませているからだ。交渉したくても本人がいないのではどうしようもない。 期限前にローマとの契約解除を実現させたいと思っている選手はまだいる。ウルグアイ国籍のMFジャンニ・ギグーである。ローマとギグーとの契約は2005年まで。しかしギグーはカペッロの構想から外れている。ローマとしては、できることなら契約期間中に適当な金額を払ってギグーを拾ってくれるチームを見つけ出したいところである。しかし、ギグー獲得の意志を明確に表明しているクラブは今のところ現れていない。ギグーに手切れ金を払ってまでお払い箱にするという結論を出すには少し早すぎる状況なのだ。だから、もう1年間“飼い殺し”にしたほうが経済的には好都合、という結論に落ちつく可能性もある。もっとも、ギグー自身が気持ちを切り替えて有意義に1年間を過ごそうと考えれば、違った結論が生まれてくるかもしれない。1年間ベンチで飼い殺しにされるのはサッカー選手としての将来を考えると致命的である。そうならないためにも高給を受け取る権利を放棄してでも、自分を必要としてくれるチームに身を預けたほうが得策のようにも思える。その方法論を実行に移したのがアントニオ・パチェーコである。手切れ金を要求することなくインテルとの契約を期限前に解除、母国ウルグアイに帰って自分に合った環境でもう一度やり直すつもりでいる。 その反対に、踏ん切りがつかないまま時間だけがどんどん経過しているのがユヴェントスのサラスのケースだ。彼はチームとの契約解除を一年先延ばしにしただけの感じがする。ユヴェントスのモッジGMは“マタドール”(サラスのニックネーム)を1年間リベルプレート(アルゼンチン)にレンタル移籍させることにしたが、一刻も早く手切れ金と解雇通告書を渡したいという気持ちに変わりはない。 また、2年連続で、リヴァウドの期限前契約解除がささやかれているが、これはガセネタと見るべきだろう。彼に見合ったオファーが届かない限り(今時そんな大金を払えるチームがあるはずがない)、今シーズンもミランでプレーすることになりそうだ。 最後に、少し例外的な決裂の事例を紹介しよう。その事例とは、主にベテラン選手に“恩赦”の意味を込めて契約を解除するパターンである。例えば、エンポリのファブリツィオ・コルシ会長は今夏、「友人でもあり恩師でもあるシルヴィオ・バルディーニ監督のいるパレルモに移籍させてくれ」と訴え出たベテランGKジャンルーカ・ベルティを自由契約選手としたのだ。そうすることで移籍金がかからず、パレルモがベルティを獲得しやすくなった。チームのために長年貢献してくれたベテランに対するコルシ会長の粋な計らいであった。ただ、ロベルト・バッジョがブレッシャの事務所に行って、ルイージ・コリオーニ会長に同じように訴えても、会長はそう簡単に「Si」(YESの意味)とは言わないだろう。 ともあれ、こういう気持ちのこもった契約解除が、旧き良き時代のスタイルであったのだ。他のクラブの選手に大金をちらつかせながら、「期限前に契約を解除しろよ。そうすれば(移籍金が発生しないので)、年俸に色をつけられるぞ」と期限前の契約解除を勧めるような方法(残念ながら、この方法が流行している)とは根本的に違うのである。確かにその方法で自由契約になった選手が“ズヴィンコラート”であることに変わりはない。しかし、それは多分に強制されたものであり、真の意味での“ズヴィンコラート”ではない。そう思ってしまうのは、私の考えが古いからなのだろうか。 |
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