インタビュー・文●ジャンニ・ヴィズナーディ
Interview and text by Gianni VISNADI
写真●高橋 在、マウリツィオ・ボルサーリ、グエリン・スポルティーヴォ
Photo by Ari TAKAHASHI/Maurizio BORSARI/GUERIN SPORTIVO
1997年1月22日、パレルモでイタリアvs北アイルランドが行われた。この試合で、ファビオ・カンナヴァーロは初めてマーリア・アッズーラ(イタリア代表のユニフォーム)を身につけてプレーした。わずか15分の出場だったが、2−0の勝利に貢献したファビオは確かな手応えを感じていた。

あれから7年。ファビオは、アッズーリの主役への階段を着実に上り続けてきた。3人の指揮官の下でプレーし、2度のW杯にも出場した。今やアッズーリの“古株”となり、チームメートからも厚い信頼を得ている。2002年W杯後、代表からの引退を表明したパオロ・マルディーニの後、キャプテンの座についたのも彼であった。6月に行われるEURO2004でも、間違いなくキャプテンとしてチームを牽引してくれるはずだ。

カンナヴァーロの現在のアッズーリ通算出場数は76である。順調にいけば、今シーズン中にも、ガエターノ・シレア(77)、デメトリオ・アルベルティーニ(79)、マルコ・タルデッリ(80)、フランコ・バレージ、ベッペ・ベルゴミ(81)の出場回数を抜き、歴代4位に浮上するだろう。ちなみに、歴代1位はパオロ・マルディーニの126試合。それに、ディノ・ゾフの111試合、ジャチント・ファッケッティの94試合が続く。

ファビオはサッカー選手とつき合うことで有名になろうとするショーガールやモデルには決して目もくれない。彼は常にカルチョのことだけを考え、ピッチの上だけで自分の存在をアピールし続けてきた。それがファビオ・カンナヴァーロというサッカー選手の生き様なのだ。現在の彼は、同じナポリ出身の妻の良き夫であり、彼女との間に生まれた男の子の良き父親でもある。幸せな家庭と幸せなサッカー人生。ファビオは今、まさに人生の最盛期を迎えている。
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