もはやコズミはペルージャの将来を語る立場にはない

フィレンツェでロセッティ主審の試合終了のホイッスルが鳴り響いた時、ペルージャの町は失望と悲しみで、まるで喪に服したかのように静まり返った。一度は諦めかけた残留への夢。その夢がカンピオナートの最終節でもう一度、色鮮やかに蘇ったというのに……。“奇跡”は2度起こらなかったのである。

ペルージャのベンチには、その“2度目の奇跡”を心から信じていた男がいた。指揮官のセルセ・コズミである。敗北が決まった後、彼の顔には、この信じがたいエピローグへの怒りと苦悩のすべてが深く刻まれていた。審判の判定、相次ぐケガ人、不運な敗戦……。シーズン中から数え切れない障害が彼の前に立ちはだかったが、彼は最後まで抵抗を止めようとはしなかった。この試合でも、最後の瞬間まで、彼は教え子たちに自らの闘争心を注入しようと努めたのである。しかし、勝利の女神が彼に微笑みかけることは、結局、ただの一度もなかった。この“運命に振り回されたシーズン”において、コズミは常に無力な存在だったのだ。

「何を言っていいかわからないほど悔しいね。いつの日かチャンピオンズリーグで3回優勝したとしても、この悔しさは晴れるもんじゃない。もう最悪だよ。失望と怒りで、もう頭の中がぐちゃぐちゃさ。気分が悪くて、めまいがするよ。ペルージャは、私の生まれ故郷のチームであり、子供の頃から大好きだったチームだ。そのペルージャをセリエBに降格させてしまったんだ。いったい、どうやって幸せな気分になれって言うんだ?」

その後、指揮官は、自らを慰めるように次のように述べた。

「UEFAカップでは素晴らしい成績を残せた。ただ、カンピオナートでは序盤からずっと不調が続いてしまった……。何とか調子を取り戻そうと、自分たちにやれることはすべてやった。そして、最後にはプレーオフに進出するところまで盛り返したんだよ。もちろん、プレーオフなしで残留を決めたかった。いや、そうしなければいけなかったと思う。だが、そんなことをいつまで言っても仕方がない。今は、未来のために新しいページをめくることが大切だろう」

もっとも、もはやコズミはペルージャの将来を語る立場にはない。彼自身の将来が、まだ全く決まっていない状態だからだ。コズミは続ける。「新シーズン?それは、これから少し時間をかけて考えるよ。まずはクラブ側と話をしてみないと何とも言えないな。近々、ガウッチ会長とも話し合うことになるだろう」。

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