
カペッロ率いるローマに不可欠な存在だったのが攻守の要となるエメルソンである。
ユヴェントスに移ったカペッロが希望した選手は、トッティではなくエメルソンだった。
チームは変われど、カペッロの理想とするポゼッションサッカーの中核を担うのはエメルソン以外にあり得ない。
ビアンコネーロのユニフォームに身を包んだエメルソンは、新加入選手とは思えないほど堂々としたプレーを披露している |
今夏、ユヴェントス監督に就任したファビオ・カペッロは、とにかくエメルソンを獲得するようチームに願い出た。
ロベルト・マンチーニは、インテル監督の就任が決まるや否や、シニシャ・ミハイロヴィッチやジュゼッペ・ファヴァッリなど、自身現役時代からラツィオで親しんできた選手を獲得した。
また、ミランのカルロ・アンチェロッティ監督が、かつての秘蔵っ子、エルナン・クレスポの獲得に固執したのも有名な話。
シルヴィオ・バルディーニは、エンポリ、パレルモで苦楽をともにしたGKジャンルーカ・ベルティを引き連れてパルマの監督に就任した。
このように、監督と子飼いの選手の絆は相当強いものがある。
監督の立場に立てば、自らが育てた選手、自分が下部組織から引き上げた選手、自分の戦術を最も良く理解してくれる選手を常にそばに置いておきたいと思うのは当然である。
かくして、新監督が就任するたびに、その監督の戦術、練習法をよく理解したコーチ陣がやってくると同時に、その監督の子飼いの選手がチームに加わることになるのだ。
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2人はピッチを超えて“ウマが合う”親友同士である。
98年夏には、マンチーニが当時のラツィオ会長に“おねだり”して、ミハイロヴィッチのラツィオ移籍が実現。
そして今回も、インテルに移ったマンチーニが真っ先に獲得したのがミハイロヴィッチである。
マンチーニは彼に、単なる一選手としてだけでなく、自らの副官としての役割を期待している。
ミハイロヴィッチも数年若返ったプレーでその意気に応えている |
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