本誌記事 WebCALCiO 2002

3年目のレッジーナは、グラニッロで行われた第10節で、あのユヴェントスから白星を挙げる大健闘を見せた。終了間際、ガエターノ・デ・ローザのゴールで2−1の逆転勝利を収めた第21節ラツィオ戦も、特に印象的な試合の一つである。しかも、レッジーナはこのラツィオ戦での勝利で7位にまで浮上した。今シーズンのレッジーナは、ピッチの上で“ベル・ジョーコ”を披露できるチームへと変貌した。これも、ナカムラの活躍によるところが多い。特に、FKが得点に結びつくケースが目立っている。もちろん、それはナカムラが正確なボールをゴール前に送り込んでいるからに他ならない。そして、第26節キエーヴォ戦(1○0)で、待望のFKからの直接ゴールが生まれ、ナカムラがチームに貴重な勝ち点3をもたらした。

過去2シーズンと比較しても、今シーズンのナカムラが披露するパフォーマンスのレベルは高い。そのナカムラに牽引されるレッジーナもセリエA昇格後3年目にして最高の試合内容と、何より結果を出している。もし、現在のナカムラに足りないものがあるとしたら、それは、ピッチ上での積極性であろう。彼は自分が偉大なカンピオーネの一人であることをもう少し自覚するべきである。もし、ナカムラがそれを自覚し始めたなら、彼はレッジーナでさらなる成功をつかむことができるはずだ。ティフォージは、そんなナカムラの姿が見られる日を待ち望んでいる。


過去、将来性のある未完成の若手選手を獲得し、失敗を続けていたフォーティ会長であるが、若手育成は今なお続いている。このフォーティ会長の地道な努力の結果、レッジーナの若手育成システムは今や充実したものとなっている。選手たちが思い切り練習に取り組めるような環境作りを徹底するため、サンタガタ練習場に多大な資金を投入。現在、5面のグラウンドを有し、その中の一つがトップチーム専用グラウンド、そして、残りの4面を下部組織が使用している。また、練習場の中には事務所を兼ねたクラブハウスもある。

若手育成のシステムと環境設備が実を結び、レッジーナの下部組織から多くの有能な若手が育っていった。この充実した下部組織を統括しているのは、アルド・チェラントラ技術部長である。チェラントラは、80年代にレッジーナの監督を務めた人物である。

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