本誌記事 WebCALCiO 2002

ミランが創設されたのは1899年。スクデットを17回獲得し、チャンピオンズカップ(リーグ)を6回制している。ミランの最多出場選手はパオロ・マルディーニ。セリエAで563試合に出場している(第29節終了時点)。ちなみにミランの歴代最多ゴールはグンナー・ノルダール。257試合に出場し、210ゴールを記録している。

ユーヴェの創設は1897年。スクデット獲得は27回、チャンピオンズカップ(リーグ)制覇は2回。セリエA最多出場記録はジャンピエロ・ボニペルティの444試合。最多ゴールも同じくボニペルティで、通算178ゴールを記録している。

スクデット獲得数を見れば分かるように、イタリア国内では圧倒的にユーヴェ有利。だが、不思議なことに、ユーヴェは、チャンピオンカップ(リーグ)での優勝はわずか2回。一方、ミランは6回にわたりヨーロッパの頂上に達している。イタリア国内ではユーヴェ、ヨーロッパではミランという“縄張り”が明確に示されているようだ。

スクデットのユーヴェ、チャンピオンズカップ(リーグ)のミラン。
全く互角の成績と見て引き分け


昨夏リヨンから加入したドラソオ

両チームとも、世界各地に張り巡らせたスカウト網を駆使し、効率的なカルチョメルカートを実施している。最大の違いは、ミランが中南米市場で積極的に動いているのに対して、ユーヴェが主にヨーロッパ市場に選手を求めているということ。南米選手を獲得する場合にも、ユーヴェはヨーロッパでのプレー経験を優先する傾向にある。しかし、両チームとも、契約切れの選手を手に入れることで無駄な経費を省こうとしている点では共通。ヴィカシュ・ドラソオやアドリアン・ムトゥがその好例である。さて、ミランとユーヴェは宿命のライバルといわれているが、ことカルチョメルカートでは、紳士協定を結んでいるようだ。ガッリアーニとベッテガ、ブライダとモッジの間にはダイレクトラインが敷かれており、互いの不利益になるような行動を避けている。

費用対効果を考慮すると、“カルチョメルカートの黒幕”、ルチアーノ・モッジがいるユーヴェが僅差で勝利
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