本誌記事 WebCALCiO 2002

2004−05シーズンは、ユヴェントスとミランがスクデット争いを演じ、インテルが2強に続く形で幕を閉じた。そういう意味では、開幕前から予想されたとおりの展開だったと言えよう。ただ、例年と違うのは、その後に続く“第2グループ”の顔ぶれである。ローマ、ラツィオといった首都のチーム、90年代には“七姉妹”と呼ばれてビッグクラブの仲間入りをしていたフィオレンティーナやパルマといったかつての強豪が勢いを失い、その代わりに、ウディネーゼ、サンプドリア、パレルモが新興勢力として台頭してきた。

今シーズンのセリエAの台風の目になったこの3チーム。彼らはどうやってここまで注目を集めるチームに成長したのだろうか? 3チームのうち、ウディネーゼとサンプドリアの経営方針は似通っている。彼らの目標は、まず安定したクラブ経営をすること。大物には目もくれず、若く将来性のある選手に狙いをつけるメルカート戦略も両者に共通した特徴だ。一方、パレルモは、メルカートに資金を投じる大胆な補強を行っている。

厳しいセリエAで躍進を遂げたウディネーゼ、サンプドリア、パレルモ。この3チームがどうやって成功したのか、それぞれ分析していくことにしよう。

1 / 4