ナカタ、ヴィオラ入りの可能性

フィオレンティーナには他にも大きな動きがあると予想される。ラツィオのMFスタンコヴィッチを50%の共同保有でラツィオから譲り受けるという噂もあるし、トルドが抜けた場合、アタランタで急成長のGK、イヴァン・ペリッツォーリの獲得という話も具体化するだろう。モンテッラを獲れない場合、サンプドリアの若手ストライカー(75年生まれ)セレーニの獲得という話も水面下で進んでいる(しかし、サンプ側の要求する額が高すぎるのでヴィオラが二の足を踏んでいるという状態)。攻撃陣として、さらに、シモーネ・インザーギ(ラツィオ)、ファウスト・ロッシーニ(アタランタ)という名前も候補として挙がっている。さらに、ルイ・コスタ放出ということになれば、トップ下のポジションを補充するためにナカタ獲得という可能性も生まれてくる。ナカタ自身、ここに来て、ローマでのプレー続行に難色を示していることは確か。「1カ月も2カ月もプレーができない状態が続くのなら、チームを替えることを真剣に考えるつもりだ」と公表しており、ルイ・コスタのミラン入り(仮定)、ナカタのフィオレンティーナ入りなんてこともあり得ない話ではない。もっとも、イングランドのプレミアリーグのチームがナカタに興味を示しているので獲得には相当の金と交渉が必要になるはずである。
外国人枠の問題などでローマではほとんど出場機会がなくなりつつある中田英寿。W杯を視野に入れた場合、常時出場できる環境を求めているのは間違いないはずだが……
今シーズン、すでに9得点(第26節現在)。DFながら、驚異の得点力を誇るマテラッツィ。旋風を巻き起こしたペルージャのキャプテンだが、インテル入りが決定している
代表、クラブレベルでヨーロッパを席巻しつつあるトルコ代表及びガラタサライの若頭的存在であるエムレ。1980年9月7日生まれという若さも魅力でインテル入団がすでに決定
“メルカートのキング”の動向

例年の如く、インテルは積極的にメルカートを動き回っている。インテルのGM、オリアーリのターゲット一番手はローマのクリスティアーノ・ザネッティ。ザネッティは現在、インテルとローマの共同保有選手。インテルとしては是が非でもザネッティを買い戻したいはず。

買い戻しが好きなインテルは、現在、アタランタへレンタルに出しているピルロヴェントラも呼び戻したいとの意向。「今度はレンタルに出すようなことはしない」という約束付きらしいが、もはや、インテル・フロントの約束に耳を貸すものは誰もいないだろう。

インテルの動きはとにかく早い。すでに、来シーズン用にペルージャからはマテラッツィを獲得。トルコのガラタサライからはエムレオカンの獲得を決めている。さらに、ペルージャのダヴィデ・バイオッコミルコ・ピエリのオプション(ペルージャが放出する場合の先約)も獲得し、相変わらず“メルカートのキング”ぶりを演じている。

その他、来シーズンのプレー先が決まった選手としては、ラツィオ行きが決まったステーファノ・フィオーレ(ウディネーゼ)とジャンニケッダ(ウディネーゼ)、ミラン行きが決まったアレッサンドロ・ピエリーニ(フィオレンティーナ)、マッシモ・ドナーティ(アタランタ)、クリスティアーノ・ゼノーニ(アタランタ)。さらにパルマに50%の保有権が移ることになったデンマーク代表のマルティン・ラウルセン(ヴェローナ)などがいる。

ラウルセンを放出するヴェローナは、あくまでセリエA残留を前提にしているが、これもまた、積極的にメルカートで動いている。ディナモ・ブカレストの若きストライカー、ニクラエ(21歳)との交渉は80億リラ(約4億円)の移籍金でほぼ妥結。ニクラエ獲得で余剰人員となるアドリアン・ムトゥに関しては50%の保有権を分け合うインテルとの合意の上で、現在、その売り先を物色中である。ウディネーゼ、トリノ、イングランドの2チームが手を挙げているが、ヨルゲンセンをインテルに譲るという条件でウディネーゼに決まりそうな気配である。
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