本誌記事 WebCALCiO 2002
ルイージ・リーヴァ
1944年11月7日生まれ。イタリア史上最高のFW。キャリアのほとんどをカリアリで過ごし、69−70シーズンには大黒柱として初優勝に貢献。現イタリア代表チームマネージャー

イタリアサッカー界が生んだ最高のストライカー、ジジ・リーヴァ(現在、アッズーリのチームマネージャーを務めている)は、トーニの能力に関して次のように語っている。

「トーニはイタリアサッカー界のストライカー列伝にその名を刻んだと言っていいだろう。個人的には、現時点ですでにヨーロッパで3本の指に入るストライカーだと思っている。ドイツでのW杯では、プレッシャーを背負って無理にゴールを狙う必要はない。自分の能力をすべて出し切り、良いプレーを心掛ければ、ゴールは自ずと生まれてくるはずだ。彼と初めて会ったのは、イタリア代表の合宿の時だった。落ち着いていて、とにかく一生懸命練習に取り組む若者という印象を持ったよ。チームメートともうまくやっているようだし、素晴らしい青年だ」


イゴール・プロッティ
1967年9月24日生まれ。95−96シーズンにバーリでセリエA得点王に輝く。99−00からリヴォルノに在籍し、昨シーズン現役引退。彼の背番号10はリヴォルノの永久欠番となった

リヴォルノが輩出した最高のバンディエラであり、95−96シーズンのセリエA得点王、イゴール・プロッティは、トーニの人間性を次のように語っている。

「トーニはものすごくシンプルな青年なんだ。 少年の頃からそのシンプルさには変わりはなくて、気まぐれなところが全くないのさ。 精神的に安定しているという点は、彼の武器の一つと言っていいだろうね。 ストライカーとしての彼を表現する際、僕には一つの形容詞しか思い浮かばない。 “とてつもなく破壊力がある”ということ。 どんなに優れたDFも、トーニをマークするのは並大抵のことではないはずだ。 ドイツW杯では、トーニと、僕の親友、クリスティアーノ・ルカレッリの2トップを見たいものだ」


アレッサンドロ・アルトベッリ
1955年11月28日生まれ。70年代後半から80年代中頃までのインテルの中心選手。79−80シーズンにはスクデットを獲得。イタリア代表としては82年W杯で優勝に貢献した

かつてインテルのストライカーとして活躍し、82年、86年のW杯にも出場したアレッサンドロ・アルトベッリは、トーニを現代を代表するストライカーたちと比較してくれた。

「まさに近代的ストライカーだと言える。相手選手を背負った時の体の使い方とテクニック、そしてポストプレーと圧倒的な突破力で、トーニを上回る選手はいない。たとえゴールを背に相手DFを背負った状況でも無駄のない的確なプレーができるからこそ、パレルモやフィオレンティーナで1シーズン20ゴール以上という偉大な記録を残すことができるのだよ。それと、ストライカーとしてのトーニを評価する際に気を付けなければならないことは、彼がゴールを量産したのがミランやユヴェントスといったビッグクラブではないということだ。中盤の選手がFWをしっかり支えてくれるチームではないということ。この点を忘れてはいけない。そう考えると、トーニは、ジラルディーノやファン・ニステルローイよりレベルの高い選手なんだ」

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