本誌記事 WebCALCiO 2002


カンナヴァーロとともに鉄壁の守備陣を形成したアッズーリの守護神。派手なセーブは最小限に留め、基本的には常に集中力を保ち、的確なポジショニングを取る“賢いプレー”で対応した。カルチョ・スキャンダルで賭博容疑をかけられ、平静を保つのは簡単ではなかったはず。それでも、いつも以上にメンタル面の強さを感じさせるパフォーマンスを見せた。チェコやドイツを倒したことで、名実ともに“世界最高のGK”となった。



完璧なシュートがクロスバーに阻まれること2回。豪快でキレのある動きは健在だったが、ペナルティーエリア内で見せる脅威の決定力に微妙な狂いが生じていたようだ。また、戦術の犠牲になった部分も少なからずある。それでも、ウクライナ戦のドッピエッタでお馴染みのゴールパフォーマンスを世界に披露した。



初戦のガーナ戦では知的でエレガントなプレーを披露したものの、右もも内転筋のケガを再発させたチェコ戦以降、彼はピッチからトレーニンググラウンドとジムに戦いの場を移すことになった。リハビリに全力を尽くしたものの、復帰は果たせず。アッズーリのタイトル獲得で彼の無念は晴れただろうか。



主に右サイドバックとして献身的な働きを見せた。攻守のバランスを意識する時間帯が多く、卓越した戦術センスを改めて証明した。その一方で、時おり見せる攻撃参加では迫力満点のオーバーラップを披露。ウクライナ戦では開始直後に豪快なミドルシュートを叩き込み、試合の流れを一気に引き寄せている。



開幕直前の負傷で本大会出場が危ぶまれたが、2戦目のアメリカ戦から復帰。相手のキーマンを潰すと同時に中盤の広大なスペースをカバーして、ディフェンス陣をサポートした。常に全力を振り絞るプレーで、チームが苦しい時こそその存在感は際立った。ミランでもコンビを組むピルロのサポートでも力を発揮。

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