本誌記事 WebCALCiO 2002

EQUILIBRIO

力の均衡|以前は、各チームの力が拮抗しているということがセリエAの大きな魅力であった。ところが今シーズンは、前半戦終了時点で首位に立つインテルと4位チーム(カターニア)の勝ち点差は22。もはや、セリエAには力の均衡など存在しない。PSVが独走体制を築いているオランダリーグ以上に、格差が目立つリーグになってしまった。この勢力図は来シーズン以降どう変わっていくのだろうか?

FANTASMA

幽霊|決まったはずのゴールがミスジャッジにより取り消される“幻のゴール”のこと。ボールがゴールラインを割ったかどうかの判定が議論となるのは、ほぼ毎週の“恒例行事”となっている。ハイテクを導入するかの議論が延々と続けられる中、今も我々は目を覆うようなミスジャッジを眺めている。ゴールマウスにセンサーを取りつけるだけで解決する問題ではないのだろうか?

GILARDINO

ジラルディーノ|ミラン不振の戦犯に挙げられていたアルベルト・ジラルディーノ。インザーギとの2トップは機能せず、彼のゴールは伸びなかった。しかし、「ジラルディーノの1トップとトップ下」というシステムが採用された瞬間から、彼は研ぎ澄まされたゴール感覚を再び発揮するようになった。ジラルディーノがゴールを量産し始めると同時に、ミランも調子を上げている。ジラとカカーのコンビこそが、ミラン復活のカギとなる。多くのミラニスタは、そう信じて疑わない。

HANDICAP

ハンディキャップ|カルチョ・スキャンダルによるペナルティーが、カンピオナートに大きな影響を及ぼしたのは間違いない。ハンディキャップに対する各チームの反応はさまざまだった。ミランは借金を返済した時点で息切れを起こしたし、フィオレンティーナの序盤の足取りは重く、ショックから抜け出すまでに相当な時間を要した。ビッグクラブが苦戦した一方で、粘り強い戦いを見せているレッジーナは称賛すべきだろう。マイナス11ポイントのハンディキャップを背負いながらも決してあきらめず、勝ち点を積み上げている。開幕時には絶望的と見られていたセリエA残留にも光が見えてきた。

INTER

“勝者のメンタリティー”を備えた現在のインテル

インテル|圧倒的な強さでセリエAの首位を走るインテル。ユヴェントスがBに降格、ミランがペナルティーを抱えるというライバル不在の状況で、絶好のスタートを切った。ロベルト・マンチーニ監督は、勝利に徹する冷静な戦いぶりを選択した。スペクタクルなサッカーでファンの目を楽しませているローマに大差をつけて首位に立っている。今シーズンのインテルは変わった。今では誰も否定できない事実である。

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