本誌記事 WebCALCiO 2002

LUCARELLI

ルカレッリ|クリスティアーノ・ルカレッリが偉大なストライカーであることは誰もが認めている。勇気あるプレーと強い精神力。パワーとテクニックを兼ね備えたFW。混戦からのゴールもあれば、ミドルシュートを決めることもできる。今シーズンも展開次第では得点王争いに加わってくるだけの力を持った選手である。だが、それほどの選手が、どうしてゴラン・パンデフに意味のない暴行を振るったのか理解できない。輝かしい活躍の中にあるたった一つの汚点は、ひときわ目立つものである。

MUTU

ムトゥ|アドリアン・ムトゥの復活は見事と言うしかない。愚かな行為でキャリアを台無しにした彼だが、再出発から2年でその才能に見合った輝きを取り戻した。今の彼のプレーには神々しさすら感じられる。アシストもゴールもでき、献身的な守備もする。毎試合確実にハイレベルなプレーを披露するムトゥにヴィオラのファンは魅了されているのだ。現時点でセリエAの“MVP”を選出するならば、私は文句なしでムトゥの名前を投票用紙に書き込む。

NESTA

ネスタ|「サンドロ、君のプレーを見られないことを寂しく感じている。そして、我々サッカーファン以上に、ミランは君の不在を痛手に感じているだろう。近年、ネスタは精彩を欠いている。長くアッズーリでコンビを組んだカンナヴァーロがベルリンの地でW杯のトロフィーを掲げ、バロン・ドールを受賞したのとは対照的だ。W杯はケガで満足なプレーができず、ミランでも君の持ち味であるエレガントなディフェンスを見せられないでいる。サンドロ、30歳という年齢は、老け込むにはまだ早い。今回の負傷離脱を貴重な休養期間と考えて、肩以外のケガも治してもらいたい。万全のコンディションでピッチに戻ってきた時、あのエレガントなプレーを再び見せてくれると信じている」

ODDO

オッド|マッシモ・オッドは洗練されたテクニックを駆使して、積極的に攻撃を仕掛けるタイプのサイドバック。時にカバーリングがおろそかになるのが気になるが、魅力溢れる才能の持ち主であることは誰もが認めるところ。ラツィオのチームリーダーとして存在感を発揮し、1月にミランへと移籍。W杯制覇の自信が、彼に大きなプラスとなっているのは間違いない。

PAPONI

パポーニ|パルマの若きストライカー。メッシーナ戦でのセリエA初ゴールはレネ・イギータを連想させるような“スコーピオン・キック”で決めたもの。このゴールをセリエA前半戦で最も美しいゴールと見なす人は多い。18歳のパポーニがこの快挙に奢ることなく、着実に成長してくれることを我々は祈っている。

QUAGLIARELLA

クアリアレッラ|前半戦終了時点で9ゴールを記録、得点王争い4位につけた。特筆すべきは9得点の大半がビューティフルゴールだったこと。スペクタクルなゴールは珍しくないが、それを量産するとなると話は別。クアリアレッラは現在23歳、このままセリエAを代表するFWへと駆け上がってもらいたいものだ。

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