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EURO2008出場を狙うアッズーリにとって、9月の予選2試合はまさに正念場と呼ぶべき重要なものだった。グループ首位を走るフランスとの直接対決、そして難敵ウクライナとのアウェー戦。この2試合を落とすようなことがあれば、予選突破は非常に難しくなる。逆に、ここで勝ち点を稼ぐことができれば、10月と11月の残り4試合を余裕を持って戦うことができる。最悪でも、出場圏内となる2位は死守しておかなければならない。 こうして迎えたスタディオ・サン・シーロでのフランス戦。昨年のワールドカップ決勝の再現となったこのカードは、欧州予選の中で最も注目を集めたと言っていいだろう。ジネディーヌ・ジダンの頭突き事件以来、両者の因縁は深まるばかり。そういう意味でも、このカードは注目を集めた。両チームとファンの間の緊張感を高めた主役は、フランス代表監督を務めるレイモン・ドメネックである。W杯以降、彼はイタリアを挑発する発言を繰り返してきた。そして、対戦を2週間後に控えた8月末には、イタリアサッカーの潔白性を真っ向から否定する発言を堂々と述べて、UEFA規律委員会からベンチ入り禁止処分を受けている。 彼は、U−21フランス代表を率いていた8年前のシドニー五輪予選のイタリア戦を振り返り、「審判が買収されていた」と述べ、「イタリアでは、審判を買収することが常習化している」と続けた。UEFAはすぐさま彼を呼び出して事情聴取を行い、「根拠のない不適切な発言をした」との理由でイタリア戦のベンチ入りを禁じている。こうしてドメネックは、この大一番をスタンドから眺めることになった。
ロベルト・ドナドーニ監督はフランス側の挑発を無視していたが、それとは別に、難しい問題を抱えていた。DF陣の顔ぶれが揃わないのである。8月の親善試合でマルコ・マテラッツィが負傷。アレッサンドロ・ネスタの代表引退が、すぐに大きな問題へと発展したのだ。ドナドーニ監督は悩んだ末、34歳のクリスティアン・パヌッチを招集した(彼にとっては3年ぶりの代表招集)。メンバー選考の問題は他にもあった。エースストライカーのルーカ・トーニが、代表合宿には参加したものの、太ももの筋肉の回復が思うようにいかず、出場を見合わせることになったのだ。結局、ドナドーニは2トップにアレッサンドロ・デル・ピエロとフィリッポ・インザーギを選択。そして、ファビオ・カンナヴァーロとコンビを組むセンターバックにはアンドレア・バルツァーリを起用している。 |
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