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文●アダルベルト・ボルトロッティ text by Adalberto BORTOLOTTI
写真●グエリン・スポルティーヴォ photo by GUERIN SPORTIVO |
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ローマの18年ぶりのスクデット獲得で幕を閉じた、記念すべき21世紀最初のセリエA。
いいこともありましたが、ドーピング、人種差別問題、パスポート疑惑と、それ以上に大きな問題が発生した1年間でした。この激動の1年を、イタリア・サッカージャーナリズムの巨匠、アダベルト・ボルトロッティ氏が採点します。 |
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| 下部組織が育成した選手が大活躍した |
“流れ星”のようにすぐに消え去ると思われていた。いや、すぐに消え去ったとしても何の不思議はなかったはずである。ところが、アタランタは、リーグ前半戦の勢いこそ消え去ったが、最後の最後までリーグの上位戦線で戦いを続けた。ヨーロッパカップ(UEFAカップ)を狙えるポジションに最後の最後まで踏み止まったのだ。7位という成績は、セリエA残留を目標にスタートしたチームにとっては“出来すぎ”とも言える結果であった。
アタランタ・プリマヴェーラから引き上げられた若者たちの活躍、オールドスタイルでぶっきらぼうで、しかも厳しい監督……だが、“黄金のハート”を持った監督ヴァヴァッソーリの下、ヴェントラが復活、モルフェオが息を吹き返し、さらに、ペリッツォーリが大ブレイクした。プロヴィンチャの宿命なのか、奇跡のシーズンが終わった今、今シーズンのアタランタを支えた数多くの未来の星がカルチョメルカートの目玉商品としてビッグクラブの標的となる。そして、アタランタにはクラブ存続のため、そして新たなスタートのための巨額の資金が舞い込んでくるのだ。果たして、来シーズンもまた、プロヴィンチャの風を運んでくれるのか……大きな期待をかけずに待とうではないか。アタランタは、再びほぼゼロからのスタートとなるのだから。 |
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| レフェリーの笛ひとつで試合の流れが変わる |
チャンピオンズリーグ決勝のレフェリーを務めたオランダ陣よりもまだ、トレンタランジェやトンボリーニのほうがまし、と言いたくなる。だからといってイタリア人レフェリーが優秀というわけでもない。プロヴィンチャのチームに不利な判定がされても、それで論争が巻き起こるわけではない。なのに、ちょっとでもビッグクラブに不利な判定を下すと、スロービデオで繰り返し繰り返しその映像が流される。これでは、ビッグクラブに有利な笛を吹いてしまうレフェリーが増えるはずである。それでも、数は少ないが勇気あるレフェリーもいる。特に、若手レフェリーに勇気ある者が多い。だが、現行のレフェリー・アサインシステム(制限付き抽選制度)では若手がビッグクラブのゲームの笛を吹くケースは少ない。まずは、レフェリー・アサインシステムの改善が求められる。
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