
「パルメザン・リゾットだね。消化が良くて、なおかつ栄養値が高い。ちなみに、私は真空調理や低温調理などの、最新の調理法が得意なんだ」

「ゲームの日は、パルメザンであえたパスタと生野菜、それにブルスケッタなどの、消化しやすいメニューにしている。試合のない日は、子牛や鶏の胸肉など、低脂肪の肉がメイン。試合の前夜もそのようにしている」

「ブレザオラ(牛肉の生ハム)。ハム類の中で、最も脂肪分が少ないのがその理由だ」

「子牛の腰肉のロースト。私が作るパイや、ヨーグルトとリコッタ・チーズが入ったタルトなどのデザートも選手には好評だ」

「試合の日は、パルメザンチーズ入りのリゾット。ゲームのない日は、グリルで焼いた“白肉”(子牛、チキン、七面鳥)を豊富に食べさせている。肉はアスリートにとって重要な栄養源だからね。以前、リッピにメンバーから外されたカレーラが、ローストチキンを一羽丸ごとたいらげて、憂さを晴らしていたのを記憶している」

「ペペロンチーノ(唐辛子)だね。もともとは外国人選手のリクエストだったんだ。昔、オマール・シボリのために、ハムとチーズがベースのオリジナル料理を編み出したことがあるんだ。“オマール風、股抜き”って名前を付けたよ(笑)」

「カルボナーラだね。ただし、これはシーズン前の合宿以外ではほとんど作ることのないメニューなんだ。試合の日はもちろん、試合を控えた数日前にも食べてはいけない料理だから」

「練習の日は、ルッコラとプチトマトの入ったパスタ。炭水化物と新鮮な野菜の食べ合わせ、という風にしている。ナイトゲームの日の昼食には、鳥の胸肉のローストとハム類。17時頃にはトーストの軽食を出している。デーゲームの場合は、12時より前に、オリーブオイルであえただけのパスタを出すようにしている」

「オリーブオイル。もちろん、上質のエキストラ・ヴァージンしか認められないよ」

「ズッキーニとパルメザンであえたスパゲッティだな。選手たちはみんな、これが大好きなんだ。でも、試合の日や試合を控えた日に食べさせるわけにはいかない」

「試合前の昼食は、新鮮なプチトマトと少々のオリーブオイルだけであえたパスタだ。ナイトゲームの日には、夕方にアプリコット・タルトとトーストの軽食を出している。試合後には、冷製パスタとローストビーフだね。15時キックオフの時は、午前中にブレザオラ、鶏の胸肉と温野菜を食べさせる、といったところかな」

「ヴェズーヴィオ火山地区で採れるプチトマトだ!」

「選手たちが一番楽しみにしているのは、食後のタルトのようだ。何はともあれ、彼らの食生活は我々スタッフによって細かく調整されている。ザンパリーニ会長は、有機野菜を取り入れる食事法を推奨しているんだ。メニューはフィジカル・コーチと私で決めている」

「試合の日は、炭水化物を補給するという意味でパスタ、そして消化しやすいブレザオラが理想的だろう。試合日の前夜は、バターであえたライスか、パルメザン・リゾットだね」

「野菜は絶対欠かせない。温野菜や生野菜をたくさん食べさせたいんだ。反対に、揚げ物を選手に食べさせるのは“厳禁”だよ」

「アマトリチャーナ(ベーコンと羊チーズが入ったトマトソース)、もしくはグリーチャ(前者のトマトソースなし)のパスタなんだけど、選手たちに評判なのは、ジェノヴァ・ペーストであえたオレッキエッテ(小さな耳の形をした手打ちパスタ)。私が作るペーストは松の実が入ってなくて、バジリコ、オリーブオイル、パルメザンと羊チーズだけのシンプルなものなんだ。特に合宿の時に出すものだけどね」

「キックオフが15時の日は、11時半に昼食。メニューはトマトソースかオリーブオイルだけであえたパスタ、鉄板で焼いた鶏の胸肉、ブレザオラもしくは生ハム、スライスしたパルメザン・チーズ。プロテイン摂取が必要な選手は、卵も食べる。ナイトゲームの場合は、赤身の肉も加える」

「パルメザン・チーズとバジリコだね」
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