ミロシェヴィッチは、ユーゴスラヴィア、セルビアの北東部に位置するビエリイナという町で生まれている。だが、彼にとって生まれた町がどこかなんてことは意味のないこと。国籍不明の旅人とでも言ったほうが適切であるのかもしれない。彼はサッカー選手を職業にしたおかげでヨーロッパ中を旅することになったのだ。イングランドでの生活が3年間(アストン・ヴィラ)、スペインでの生活が2年間(サラゴーサ)、そして今シーズンからイタリアに住み、パルマでプレーしている。

 彼の旅は有意義なものであった。彼は行く先々で結果を残した。ユーゴスラヴィアにいた時は、パルティザン・ベオグラードの一員として2回のリーグ優勝と1回のユーゴスラヴィア・カップ、アストン・ヴィラではリーグ カップを手にしている。そして、今、彼は真剣に2つの目標に向かってプ レーしている。1つはパルマにスクデットをもたらすこと。そして、もう1つはユーゴスラヴィア代表の一員としてW杯を手にすることである。

  サヴォ・ミロシェヴィッチは、昨年のEURO2000で得点王になり、その名を一躍ヨーロッパ中に知らしめた。そして、現在は2002年W杯の出場権をかけた地区予選を戦っているところである。インタビュー中に彼自身が語っているように、イタリアでのプレーを経験することは彼自身にとって、大きな成長へのジャンピングボードとなるはずである。プロの選手として成長するためには、セリエAのように苛酷で厳しいリーグでプレーすることが大きな財産となるはずだと、彼は知っているのだ。今、ミロシェヴィッチはプロサッカー選手として最後のレベルアップを図っている。27歳という円熟期を迎えたミロシェヴィッチだが、その肉体は、なおも新たな成長を遂げるだけの余地を残している。今後、まだ成長し続けるという彼の言葉を信じるべきだろう。彼自身がそれを信じているのだから。

EURO2000では得点王を獲得。
特に0-3から追いついたスロヴェニア戦での2ゴールは圧巻
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