Italy DirectNews Archives Web CALCiO2002
February 2002
新年、明けましておめでとーございます!
お正月、皆さまはいかがお過ごしでしたか?
え、TVをダラダラ見てただけだって? 
なんか面白いことナイのかよ〜なんて言ってるそこのアナタ、さあ裏カルチョのメイン、ゴシップをどうぞ! 
でも最近、麗しいおねーさま読者の方々の痛い視線を感じるので、今回はお上品スタートでいかせていただきます(そんなことないって?)
写真●グエリン・スポルティーヴォ photo by GUERIN SPORTIVO

トッティやトンマージ、カペッロ監督まで熱唱!?
“ローマ版イマジン”はいかがでしょ。
ここ数年、チャリティー活動が非常に盛んなセリエAだが、今回もチャリティーを目的とした斬新なCDが制作されることになった。それはなんと、ローマの選手+カペッロ監督が、ジョン・レノンの『イマジン』を歌うというムチャクチャ(失礼!)な企画なのだ!以前、代表クラスのスターたちが、やはりチャリティー目的のために(おねーさま方悩殺の)ヌードカレンダー制作に応じたこともあったが、選手たちの「チャリティーだったら、どんな企画にも応じます!」といった超寛大な姿勢は絶賛すべきコト。だけど、怖いもの知らずの根性もなかなかのものだと言える。なんせ、ローマ市内の録音スタジオに集まったローマ選手たちの中で、多少の音楽知識を持つのはバルボだけ。その他の選手は自ら「ものすごくオンチ」と公言し、まして英語の歌なんて「苦手中の苦手」ということだった(カフーは「サンバ系だったら得意なんだけどな〜」とつぶやいていたそうな)。数時間に渡って音楽ディレクターが必死で指示を出し、英語の先生が一生懸命発音を直して、ようやくローマ版『イマジン』は収録されたのだった。

結構みんな楽しげ(特にモンテッラ)だけど、カペッロは学校の先生みたい。「こらカンデラ!今、音はずしたな!」とか言ってそ

マリア嬢と別れてからまた訛りが戻っちゃったトッティが、よりにもよって英語!ちゃんと歌えたのかなあ〜(くちパク?)
レコーディング風景を使ったミュージック・ビデオでさっそくでき上がりを聴いてみると、やっぱりボーカルのメインパートはバルボが受け持っている。トンマージも結構出番があり、ヘッドホンを付けてマイクの前に立つトンマージの姿は、70年代のミュージシャンそのもの!みょ〜にはまってるのだ。そして意外に歌の受け持ち時間が長かったのが、セバスティアーノ・シヴィーリア。今季アタランタから移籍してきたDFの彼は、歌に自信あり、ということで“スタメン出場”したようだ(ピッチよりレコーディングのほうが出番が多いというのも、ちょっぴり悲惨かも……)。トッティ、カンデラ、モンテッラ、ゼビナ、その他の選手に至っては、カペッロ監督を囲んでただひたすら合唱。「イマ〜ジィ〜ン・オ〜ル・デェ・ピッポォ〜ル」と、イタリア語訛りの英語で眉間にしわを寄せながら歌い上げる。カペッロ監督はレコーディングを終えてしみじみ、「私の歌唱力は最低のものですが、チャリティーのために努力しました(えらい!)。恵まれない人々を助けるのは我々の義務ですからね」とコメントした。ところで、このCDの売上げはどこに寄付されるのだろうか?あまり売れるとは誰も期待してないのか(う〜ん、たしかに)、現時点ではまだ寄付先は決まっていないそう。発売時に備えて、トンマージが自ら選び発表するとのことだ。

BA&BAコンビの1人こと、バルボがCDを発売。
あれ、バティはどうしたの?
カントリーチックなバルボ。
いい味だしてるけど、バティのイメージじゃないかもね
同じく“ローマ+音楽”と言えば、以前、このページでアベル・バルボとガブリエル・バティストゥータがバンドを結成し、CDを出すという企画についてお伝えしたが(そう、ローマ優勝記念に発売予定と言われていた、ウワサの『BA&BA』バンドのことです!)、半年の歳月が過ぎてやっとCD発売が現実となった。しかし、いつのまにかバティはメンバーから外れ、バンドはバルボ(ボーカル&ギター)がリーダーシップを完璧に握り、ミュージシャンのベーシストとドラマーが加わって結成された3ピース・コンボ。リード・ボーカル担当のはずだったバティの欠席の謎(?)はさておき、ギター/ベース/ドラムスのトリオとはまさにロックバンドの原点。さすがにバルボ、渋いじゃない!と言いたいところだが、CDの内容は、おとなしめのポップソングといった感じ。特にバルボ先生は、バラード系がお好きみたいで……(CDにはバルボ作詞作曲の5曲が収録)。スペイン語とイタリア語両方を使い分けてバルボが歌い上げる自作の歌詞は、最愛の妻へのラブ・メッセージが主流といったところだ。何はともあれ、CDの売上げはインドのマザー・テレサ基金に寄付されるとのこと。バルボのデビュー作のでき具合はもちろん完璧とは言えないが、チャリティー活動の意味で売れまくってほしいCDだ。しかし、幻の『BA&BA』バンド、実現してほしかったなぁ。

ちなみに、バルボのバンドからいつの間にか抜けたバティストゥータは、ローマ選手たちの『イマジン』のレコーディングにも参加しなかった。あれだけ音楽が好きで、自ら「歌うのは快適」と発言していたバティだが、音楽活動を断念することに決めたのだろうか?せっかくローマがセリエA史上初の、サッカークラブ直営音楽レーベル(!)を設立したのに。そう、バルボのアルバムとローマ版『イマジン』の2枚のCDは、生まれたばかりの『ROMA MUSIC』によってリリースされたのだ。同レーベルはこれからどんどん新しい企画を出していく予定だという。もしかして、裏では“ガブリエル・バティストゥータのソロ・アルバム!(ジャジャーン)”というような画期的なマル秘プロジェクトが進行中だったりして……!?

DJまでこなしちゃうヴィエリが「もうトシだよ」発言!
いったい何があったの?
調子が良い時はケタ違いの力を発揮する、“ボボ”ことクリスティアン・ヴィエリ。ようやくケガから復帰し、しかもゴールを量産し始めチームも勝っているという昨今の状況なら、ご機嫌この上ないはず。以前はマスコミ嫌いで内気になっている時もあったボボ君だが、最近ではTVの自宅取材に応じたり、ミラノのダンスミュージック系FMラジオ局にDJとして特別出演したりで、気さくな一面すら見せている。特に、このラジオDJとしての“出来”は、正直驚きのうまさ。ヴィエリはオーストラリアで育ったため、英語は流暢に喋れる。したがって、ダンス系の曲名をネイティブな(オーストラリア訛りだけど)英語でス〜ラスラ。それに、もともとピッチ外でもテンポがいいボボ君は、タイミングよく曲にかぶって喋り、たまに歌い出したりなんかして、自然かつ強烈に“ヴィエリっぽさ”をかもし出しているのだ。「えーっと、次の曲は俺のお気に入りちゃん。ランラーラッ、ランラーラランラー、ランラーラッ……、そう、俺が育ったオーストラリアからやってきた美人ちゃん、Kylie Minogueの『Can’t get you out of my head』だよ〜ん!さあみんな、踊った踊った〜!」ってな感じで、たちまちDJ版のヴィエリも大人気となった(ちなみに、ボボのDJとしての芸名は“DJ32”。そう、背番号なのだ)。

サッカーが楽しくって彼女ともラブラブ。もう言うことナシじゃん!うらやましい〜
そのボボ君が最近の記者会見で、なんといきなり「もう俺もトシだからな」のしみじみ発言(!)。その言葉に、報道陣一同はかなりの驚きを見せた(そりゃみんな驚くよね)。しかし、その後の発言を聞いてみると、これは決して弱音ではないらしい。逆に、ヴィエリにとってはいいことのようだ。「サッカーは昔から好きだよ、ガキの頃からね。プロとしてプレーできるってのも、恵まれてるって思ってるんだ。でもね、今は俺もトシとってきたし、昔みたいに遊びまくらなくなったから、今やっとサッカーのすべてを味わえるようになったんだ。すべてが楽しいんだよ、練習までもね。前は練習はすごくウザかったよ。でも今は、練習は向上するための唯一の手段だってことがわかったんだ。ほんと、昔はシュート練習なんてすごくイヤだったけど、今は喜んでするもんね。それに、合宿なんて前はすっごくムカつくことだったけど、今は逆になんか楽しくってさ。なに、みんなと一緒にいるだけで楽しいみたいな?ね、言ったでしょ。俺ってトシとったんだよ」。28歳でトシかどうかは知らないけど、ボボ君、とにかくW杯を前にしてケガはしないようにね!

サッカーゲームもプロ級のトッティ。
白ユニ着たさにたまにレアルに移籍してます?
“プレイステーション2”用サッカーゲームソフト、『FIFA2002』(EA社)イタリア版の“顔”であるフランチェスコ・トッティのゲーム好きは周知のこと。中でもサッカーゲームが大好きで、ローマ及びアッズーリの合宿時に選手同士で行われるプレステ大会では、常にダントツ1位だという。もちろん、トッティがゲームで操るチームはローマ。「オレのローマはいつも、3−4−1−2で行くんだ。トッティは常に、トップ下のポジションでね」。楽しそうにトッティは語る。「今オレがやっているトーナメントで、ローマ以外に強いチームは、ユヴェントス、ミラン、マンチェスター、それにレアル・マドリーとバルセローナ。たまにトッティをローマじゃないチームでプレーさせたい時は、迷わずレアルに一時移籍させるんだ。オレにはあの白ユニが似合うんだよな」とのこと(でもこの話、実際にトッティの希望そのものなのかな、なんて思ってしまうのは私だけでしょーか……)。そして、ゲーム内のトッティに対してはかなり厳しい様子で、「調子が悪い時は、なんの迷いもなくベンチに下げるよ」と話す。

トッティ曰く「オレにはレアルの白ユニが似合う」
そのうちホントに着てたりして!

たしかに、トッティのプレステ技術はなかなかのもの。実際にピッチでこなすプレーをそのまま、プレステでも再現できると言う。「オレの好きなループシュートもちゃんとできるぜ。こないだ、素晴らしいループでゴールを決めて、バルセローナを下したよ」。そして近々の目標は、「ワールドカップとチャンピオンズリーグで優勝すること」だそうだが、「もちろん、プレステだけの話じゃないよ」とか。“プレステのファンタジスタ”トッティがいれば、実際のサッカーもプレステも優勝間違いなし?

相変わらずの問題児 マラドーナのお気に入りは、
デル・ピエロと“美男子くん”♪
神様が“ヒゲもじゃジジイ”って、親戚のじーさんかい。さすがマラドーナ、言うコトが違います
ボンボネーラ・スタジアムで行われた引退試合では、大観衆からの愛情を受け感動のあまり泣き崩れたディエゴ・アルマンド・マラドーナ。「あぁ、ディエゴも人間らしくなったなぁ」と思っていたら、さすが“永遠の問題児”、その後またやってくれました。アルゼンチンの週刊誌『Noticias』によると、マラドーナの携帯の留守電には、なんとこんな応答メッセージが入っているというのだ。『これはディエゴ・ビンラディン様の留守電だ。おいらは核兵器も化学兵器も持ってっからよ、気ぃつけな!発信音の後、ちゃんとメッセージを入れとけ。ピー……』何考えてんですかね、マラドーナさん!?

一方、マラドーナの公認伝記『Yo soy el Diego de la gente』(『俺は人々のディエゴだ』)は世界中で売れ続けているが(すでに100万部を突破)、今まで18カ国語に翻訳されているのに、なぜかイタリアではまだ出版の見込みはない。イタリアで知られてはマズい情報でも書いてあるのだろうか?確かにナポリの元会長フェルライーノに対する訴えや悪口は大量に書いてあるのだろうが……(マラドーナは以前から「フェルライーノは悪質犯罪者だ」などとしょっちゅう公言しているぐらい、元会長がキライなのだ)。しかし、本の内容は悪口や非難ばかりではない。本を読んだ人によると、過去から現代までの名選手を容赦なく言い捨てる中、数人のイタリア人選手には好意を示していると言う。

例えば、デル・ピエロについては「彼はいいね。ジダンと違って、デル・ピエロはプレーすることを楽しんでいる。プレーに魂がこもってるんだよね。ジダンより、俺はデル・ピエロが好き」とコメントしているし、ナポリ時代のチームメイト、チーロ・フェラーラ(現ユヴェントスDF)に至っては「チーロはナポリが俺に与えてくれた最大の親友だよ。ある時、試合前に『おまえは世界でナンバーワンのDFだ』って奴に言ったんだ。それが本当かどうかは正直言って知らないけど(さすがマラドーナ!)、そん時はそう言ってやりたい気持ちだったのさ」と語っている。

デル・ピエロのファンタジーアを絶賛するマラドーナは、やはりテクニック以上に“プレーを楽しむ心”を大切にしているようで、「プラティニなんかさ、イタリアでプレーしていた時期に、勝てるものはすべて勝ち獲ったじゃない?すごい選手だったんだよ。でもね、俺はプラティニを見るたんび、なんかあの人はプレーを楽しんでないっていう気がしてたまらなかったね」と、あの“王様”ミシェル・プラティニさえ批判しているのだ。一方、ロベルト・バッジョのことは非常にお気に入りの様子。「ロベルト・バッジョ? “美男子くん”は偉大なる人物だよ。それに、まだすべてを出し切ってないからね。これからも楽しみだよ」がマラドーナ先生の意見なのだが、ロビーのニックネームが“美男子くん”とは初耳。まあ、普段から神様を“ヒゲもじゃジジイ”のニックネームで呼ぶマラドーナ、さすがにあだ名を付けるのがうまい(?)かも。

喜びのパフォーマンスは人それぞれ。
でもガジャルドくん、それは、ちょっとやりすぎじゃ…。
カルチョ読者の皆サマの中で、サッカーorフットサルをやっていて、ゴールを決めた喜びのあまり、思わずチームメイトの性器に噛みつきたくなった気持ちをグッとこらえた経験のある方、いらっしゃいますか?もしも、もしもいるとしたら、それはあなただけじゃありません(そんなのいねーって!)。この広い世の中には、そこまでの“極限的喜び”の表現をする、勇気を持ったプロ選手の1人や2人(は、いないかも)はいるんですね〜。

というのも、スペインリーグのセビージャvsバジャドリーで、セビージャMFフランシスコ・ガジャルドが、ゴールを決めたチームメイトのFWホセ・アントニオ・レジェスに襲いかかり、急所に噛みついてうれしさを表したという珍(チン?)事件があったのだ(!)。噛みつかれたレジェスは、「その場では、なんだか誰かにオ○ンチンをつねられたって感じはしたけど……。家に帰って、TVで後からその場面を見た時に、やっとガジャルドの野郎が僕に何をしたかがわかったんだ。まったくビックリしたよ」とコメントしている。「これから、みんなにからかわれるのがイヤだよね」と、ちょっとふてくされ気味のレジェスだが、噛んだほうのガジャルドにはペナルティが与えられた。“オチ○チン噛みつき行為”はリーグの品位を損なう悪質なものとチームサイドが判断し、ガジャルドを翌節のラスパルマス戦には出場させなかったのだ(あくまでもチーム内での処分)。皆さん、くれぐれもゴールの喜びに酔いしれすぎて、思わず変なところに噛みつかないように!(だからそんな奴いねーってぇの!)