
中田英寿の新天地となったフィレンツェ。ルネッサンスの美しい雰囲気溢れる町並みの、優雅な歴史を誇る“花の都”です。フィレンツェの人々は気取っていると思われがちですが、実際はスノッブどころか、非常に気さくで快活な人々なのです。フィレンツェ人だけでなく、トスカーナ地方全体の人々に言えることですが、ハイテンションと独特のユーモアの持ち主が多く(ロベルト・ベニーニが良い例かもしれません。注:小学生くらいのピノッキオを50歳で演じたアカデミー賞受賞俳優)、特に皮肉の利いたギャグが大好きなのです。例えば、リアウインドウに「のろくてゴメン。免停まであと5点しか残ってないので、スピード制限を守らなきゃいけないんです」と、後続車に対するメッセージを書いた自動車が走っていたりします。また、フィオレンティーナの新ユニの発表が大幅に遅れてしまうと、「なんだ、知らなかった。今年は手編みのセーター型なんだってな。そりゃ、全員分編むのは時間がかかってしょうがないわなぁ」とツッコむオヤジとかもいます。
ただし、シャレが利いてても、非常にドライなところもあるので、新生ヴィオラに対しては、シビアな見方も少なくありません。ヴィオラ・ファンが集まる掲示板などを覗いてみると、あるわあるわ。辛口で皮肉タップリの書き込み。「リガノは今まで頑張ってくれたけど、セリエAで通用するタマじゃない。オレが思うには、もうすぐ梱包されるね(注:“梱包される”とは“売りに出される”ってことらしいです!)」、「ポルティージョの床屋は誰だ!? 逮捕ものだぞ、アレは。あのパーみたいなヘアスタイルじゃ、レアル・マドリーを追い出されたのも無理はない」、「昨日の試合、ハム太郎が出てんのかと思ったらミッコリだった。ポルティージョはポケモンのできそこないみたいだし、新しいヴィオラはなんだ? アニメ軍団か!?」などなど(イタリアでは数年前からポケモンが流行ってましたが、最近では、ハム太郎も大人気なのです)。もちろん、コンディションを取り戻すのに時間がかかり、なかなかプレーでファンを沸かせることができない中田も、ファンからのこうした手荒いコメントを免れていません。コッパイタリアのブレッシャ戦翌日、記者会見を行った中田が広報を通じて「日本人記者から質問されたら、僕はその時点で席を立つ。日本人がイタリア語で質問してもダメ」と通達した事件はイタリアでも話題を呼びました。この中田の要求について、あるヴィオラ・ファンは非公式サイト(www.fiorentina.it)の掲示板にこう書き込みをしていました。「ナカタよ、生理中のお嬢さんみたいなこと言ってないで、ちゃんとプレーして、結果を出してくれ!」。中田ってば、言われちゃいましたね。
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トッちゃんといえば、以前から騒がれているイラリー・ブラージ嬢との結婚。今年6月の時点では「式は確実に9月13日」とウワサされていましたが、実際、その日が来ても、な〜んにも起こりませんでした。今度はトッティ本人が、ガッゼッタ・デッロ・スポルト紙のインタビューで「来年、結婚する」と公式発表。あっさりと、「式の日取りは決まってるんだけど、内緒だよ」ともつけ加えてくれました。もちろん、これで“予想屋”が再び結婚式の日付を占い始めたのは言うまでもありません。シーズン中はまあ、可能性が低いとしても、今のところ、可能性大とされているのが、シーズン終了後の6月上旬。ですが、果たして……!?

今シーズンから、ようやくイタリアでもピッチでの禁煙が施行されました。現在、レッチェの監督を務めるヘビースモーカー、ズデネク・ゼマン(1日にタバコを80本も吸うそうです!)を筆頭に、カルロ・アンチェロッティ監督やマルチェッロ・リッピ代表監督など、今までベンチで喫煙する監督は結構いました。ですが、シーズンが始まる前に、イタリアサッカー協会はUEFAの国際規定に基づいて、“監督や選手、及び、ベンチに座るスタッフは試合中に喫煙するべからず”という通達を各クラブに届けたのです。規則に逆らってタバコを吸っているところを審判に見つかったら、とりあえず1回目は口頭で注意を受け、2回目は1枚目のイエローカード。その次は、2枚目のイエローカードが突きつけられて、即刻退場ってことなのです。
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| ベンチで細い細いタバコを吸い続けたレッジーナのマッツァーリ監督。このタバコが最後の一本に…… |
さて、実際にシーズンが始まって、セリエAの喫煙者の態度はどうだったのでしょうか? 意外と生真面目なゼマン監督は、見事、喫煙をこらえて問題なし。また、大のタバコ好きというキエーヴォのマリオ・ベレッタ監督は、「開幕戦のインテル戦では、いつもみたいに吸ってたけど、見つからなかったみたいで誰にも何にも言われなかったよ」と告白。その一方で、新しい規則の犠牲者第1号となったのが、レッジーナのワルテル・マッツァーリ監督。試合中に喫煙していたマッツァーリ監督は、数回注意されたにもかかわらず、タバコに火をつけ続けたため、開幕戦でイエローカードをくらってしまいました。「ベンチでタバコを吸うのが私の習慣でね。でも、どうしてもダメだって言うなら仕方ない。習慣を変えるように努力しますよ」と言うマッツァーリ監督。実はプレシーズンの飛行機移動中にも、トイレでこっそりタバコを吸っているところがバレて、機長にこっぴどく叱られた経験があるとか……。

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クリスティアン・ヴィエリとパオロ・マルディーニのカジュアルウエアブランド『Sweet Years』が、今シーズンから鞄や小物(メンズ、レディース両方とも)も作ることを発表しました(『Sweet Years』の商品はBEAMSで取り扱い中。詳しくはwww.beams.co.jpにて)。オーナーであるボボとマルディーニの知名度のおかげで、『Sweet Years』は1年目で1300万ユーロ(約17億4000万円)の売り上げを達成したとのこと。これからアクセサリーのラインも加わることもあって、来年度の売り上げ目標は2000万ユーロ(約26億7000万円)を突破することなんだそうです。2人ともちょっとした凄腕ビジネスマンですよね。
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サイドビジネスといえば、面白いことにミランの選手が一番活発なようです。親友のヴィエリとレストラン『Baci&Abbracci』を立ち上げたクリスティアン・ブロッキは、先月号でもお伝えしたとおり、今度はアレッサンドロ・ネスタも巻き込んでカジュアルウエアブランドをスタートさせました。その他にも、チームメートのジェンナーロ・イヴァン・ガットゥーゾとクリスティアン・アッビアーティの3人で、今や大人気となったディスコ『C-Side』をミラノで経営し続けています。また、アレッサンドロ・コスタクルタはミラノの中心街にあるレストランのオーナーだし、アンドレイ・シェフチェンコは故郷キエフでアルマーニ・ショップを経営。ジュゼッペ・パンカロはジムをオープンさせ(渋いっスね、パンカロ!)、クラレンス・セードルフはジュエリーブランドやバイクチームへの投資に続いて、近いうちにミラノでお洒落なレストランをオープンさせる予定だとか。特にセードルフのビジネスに対する関心はハンパじゃないらしく、知人に聞くところでは、彼の最近の口癖は「オレはベルルスコーニみたいになるんだ」らしいのです。やっぱり、会長がチームに及ぼす影響って強大なんですねぇ。
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イタリアでセリエAの放映権を握るペイ・テレビ『SKY』の宣伝キャンペーンが結構笑えるのです。“SKYに加入すれば、セリエAはいつもあなたと一緒”というキャッチフレーズの下、文字どおり、一般の人の背中に常にスター選手がしがみついている、というものなのです。テレビで放映されているCMが特に傑作なのですが、ごく普通のサラリーマンみたいなおじちゃんの一日を追う形のストーリーで、おじちゃんが朝起きると、ニコニコしたユニ姿のフランチェスコ・トッティが“おんぶ状態”で後ろにくっついているのです! 眠そうな顔で歯を磨くおじちゃんの顔を、鏡の中から優しくのぞき込むトッティ。出勤ラッシュの混雑したバスに乗り込むおじちゃんを、後ろから慰めてあげるトッティ。おじちゃんが会社に着いて会議に出席しても、常にトッティは後ろにくっついているのです。おじちゃんが居眠りすると、トッティが起こしてくれます。会議室では上司らしき人が何やら指示を出してますが、その人の背中にはジャンルイージ・ブッフォンがしがみついていたりもします。会社が終わって帰路に就くおじちゃんは、相変わらずトッティを背負いっぱなし。途中、道端でキスを交わす若いカップルに出会うのですが、そのお2人さんの後ろには、これまた背後霊のごとく見守るジェンナーロ・イヴァン・ガットゥーゾが……。誌面でこのCMの映像をお見せできないのがとても残念です。雑誌用の広告はCMとは若干違うのですが、これで我慢してくださいな!
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| エリザベッタ嬢とココ君がデキているとは。お2人とも立ち直りが早いですな |
夏休み前にマヌエラ・アルクーリ嬢にフラれ、すっかりブルーになっていたインテルのフランチェスコ・ココ。その後、何回か「僕はまだ、マヌエラが忘れられないんです」的な発言をしたココ君でしたが、最近は新しい恋人ができて、ようやく立ち直れたんだとか。それはそれで何より、なのですが(これでやっと、プレーも期待できるのかいな?)、その新しい相手の正体がちょっと(いや、かなり)気になるお人なのです。ウワサによると、なんとココ君、エリザベッタ・カナリス嬢とデキてるらしいのです!! チームメートのクリスティアン・ヴィエリが紹介したってことなんでしょうかねぇ!? それにしても、狭い世界ですな。

最近、ペンダントやブレスレットなどのメンズアクセサリーの広告で、イメキャラにカルチャトーレが採用されているものが目立ちます(先駆者はズバリ、『Bliss』社の広告に出たアレッサンドロ・デル・ピエロですよね)。モダンでシャープな感覚が特徴のステンレス製アクセサリーを作る『FIBO』は、ジャンルイージ・ブッフォンとジダを採用して、異色のGKコンビで宣伝を打ってます。テーマは“フェアプレー”ということなんですが、それを“FA1RPLAY”と表記。なるほど、だから、背番号「1」のGKなのね(なんか、意味がわかるような、わかんないような……)。
一方、ジュエリーメーカーの『COMETE』は、フランチェスコ・トッティをイメキャラに仕立ててます。シルバーと木のコンビネーションが新鮮なクロス型のペンダント(チェーンでなく、革ヒモってとこがポイント)をつけて、トッちゃんがニンマリ微笑んでる広告です。
しかし、2つとも、なんか今イチ、ピンと来ない広告ですなぁ。
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バカンスを楽しそうに一緒に過ごしていたクリスティアン・ヴィエリとエリザベッタ・カナリス嬢。もはや数え切れないぐらい破局して、ヨリが戻って、また破局して……をくり返してきたお2人さんですが、やっぱり今度も長続きするわけがなかったらしく、どうやら、その後、夏の終わりとともにまたしても別れてしまったとのことなのです(もう、いい加減にしなさい、あんたたち!)。カンピオナート開幕時に決定的チャンスを外しまくり、ゴールに嫌われている様子のボボ君ですが、相変わらず女性には嫌われていないみたいで、今度はスウェーデン人爆乳タレントのヴィクトリア・シルヴステッド嬢を獲物にしたとか。この娘さん、バスト周りがメートルを超えていると言われてますが、確かにモノスゴイ肉体です。何はともあれ、ピッチでは試練の時期かもしれないですけど、私生活は相変わらず充実してるんじゃないの、ボボ君ってば。
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| なんだか、肉々しいカップルが誕生したようですね。……野獣カップルといったトコでしょうか? | |

U−21ヨーロッパ選手権、アテネオリンピック、そして、引き続きアッズーリに招集されて、活躍しっ放しのアルベルト・ジラルディーノ(あっちこっちから引き抜かれそうになったけど、結局はパルマに残留しました)。選手としての価値は今さら語る必要もない彼ですが、その活躍のおかげでスポーツ専門メディア以外での露出が増えたせいか、ここに来て女性ファンからの評価がウナギ登りなんだそうです。イタリア人女性にとっては、やれアレックスだ、ピッポだ、ましてや、ベッタリーニだ、の時代はもはや終わったらしく(「みんなもう、いい加減ジジイよね〜」とのことなんですかね?)、今、最も輝いているイケメンといえば、ジラルディーノ以外考えられないそうなのです。したがって、女性誌でいきなりオールバックで決めたジラ君が、オシャレな格好でグラビアを飾ったり、少女誌のポスターがこれまたスイートに微笑むジラ坊だったり。確かに、ワイルドでマッチョで濃い〜タイプが主流のカルチョの世界では、ジラルディーノみたいな知的で美しく整った顔立ちの選手は新鮮なのかも。ともかく、これでジラルディーノがスター気分になったり、のぼせ上がったりして、プレーに悪影響が出てしまうことだけは、絶対あってほしくないっスよね。
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| オールバックでキメたジラ君。 カッコいいのはいいけれどあんまり目の焦点が合ってないですよー |

エンポリからラツィオに移籍したトンマーゾ・ロッキ。UEFAカップでも得点を決め、「ずーっと前からラツィオでプレーしていた気がするくらい、すぐにチームに溶け込むことができた」と有頂天なロッキは、実は昔から音楽が趣味で、どこへ行くにもギターを持っていくそうなのです。で、このたび、ペアでラツィオに入団したアントニオとエマヌエーレのフィリッピーニ双子兄弟も楽器をやるので、近いうちにバンドを組むのが密かなプロジェクトだとか。「僕とアントニオがギターで、エマヌエーレがドラム」というのが、ベーシックなメンバーなんだそうです。ですが、それではあまりにも地味な顔ぶれではないかと心配されている方、ご安心ください。ロッキ曰く、「ボーカルを誰に任せるか、というのが問題なんだ。でも、パオロ・ディ・カーニオがイケるんじゃないかな。彼だったら、長年プレミアでやってただけあって、英語の歌詞もバッチリだろ」とのこと。確かに、ディ・カーニオ親分のあの存在感といい、入れ墨だらけの上半身といい、バンドのフロントマンとしての迫力は充分ありますよね。ロックが大好きというロッキ、ロック・バンドならぬ“ロッキ・バンド”を立ち上げられる日は意外と近いのかもしれません。
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| 夢の実現のためにも、 ぜひともディ・カーニオ親分の説得を成功させてくださいな |