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 2004.04.21
またしても誤審に苦しまされ、サンプドリアに敗れたペルージャのルチアーノ・ガウッチ会長は、抗議の意味で残り4試合を放棄すると公言した
「(サンプ戦では)なんと2回も、PKを与えられなかった。でも、今に始まったことじゃない。毎試合、上からの命令に従って、レフェリーはウチに不利な判定を下すんですよ。今シーズン、勝ち点20は盗まれましたね。ペルージャを、セリエAから抹殺したいんですよ。だって、ウチはUEFAカップではしっかりと勝ち抜いていたじゃないですか。PSVみたいな名門に敗れて、敗退したぐらいですからね。それは、レフェリーがちゃんとしていたからですよ。でも、イタリアは黒幕の世界ですから。残り試合の放棄の件に関しては、長男のアレッサンドロと次男のリッカルドと相談して決めました。これは脅しとかではなくて、決定的なことです。私たちはこれ以上、なめられるつもりはありません」

ペルージャを下したサンプドリアのワルテル・ノヴェッリーノ監督は、以前ペルージャの監督を務めたこともあるため、古巣に対する敬意の言葉を贈った
「ペルージャみたいに良いプレーを見せているチーム、周りにあんまりいないですよ。それが降格ゾーンから抜け出せないなんて、本当に残念なことです」

アンコーナ戦で2ゴールを決めたのはラツィオのDFフェルナンド・コウト。すでにセリエB降格が決まっているアンコーナに2度もリードされたラツィオだが……
「2ゴール決めてうれしいかって? まあ、僕の仕事は相手にゴールされるのを防ぐことだからね。自分で決めるのが役割じゃないんだ。それは、アタッカーがやらなければいけないことなんだけどね。正直言って、今日のウチのFW陣はミスが多すぎた。ゴールは、水曜のローマ・ダービーのために取っておいたんだ、って信じたいよ」

一方、アンコーナのFWもゴールチャンスを無駄にした。試合終了後、ジョヴァンニ・ガレオーネ監督はこうコメント
「なんか、甘かったんだよな。ウチの選手たちはシュートを止められては、(ラツィオGKの)ペルッツィに駆け寄って、彼のセーブを褒めてたね。『ペルちゃん、うまかったね。キスしちゃおう、チュッ』てなかんじで。オカマの集団じゃあるまいし、もう。普通、ゴールが決まらないと、頭に来るもんだけどね。ウチの連中は、しくじって楽しんでるみたいだったよ」

インテルvsボローニャでベンチ入りを拒否し、スタンド観戦したクリスティアン・ヴィエリ。試合中、インテルサポーターが陣取るゴール裏スタンドに『ボボ、もうたくさんだ。とっととうせろ』というような横断幕が出たりして、ヴィエリのインテル残留は微妙となった。もちろん、ザッケローニ監督との関係も最悪と思われるが、ボボは夜の生放送サッカー番組『Controcampo』に飛び入り電話出演し、こう弁解した
「オレは、別にベンチを拒否したわけじゃないぜ。ただ、ここんところゲームに出てないだろ。だから、ベンチに座って最後の15分とかだけプレーしたんじゃ、身体がなまっちまうんだ。オレは身体がデカイだろ、だからアップだけにも1時間かかるんだよ。ベンチでじーっとしてろ、ってのはつらいのよ。だから、監督と話し合って、練習場に一人で残って、代わりにトレーニングをフルにやることにしたんだ。その後、スタジアムに試合を観に行ったんだよ。とにかく、普通のことよ。なんの問題もないぜ。問題とかあったら、オレもわざわざスタジアムに顔出すわけないだろ。“ヴィエリのこと”だから、大げさに伝えられて、なんでも事件にされちゃうんだよ」

ヴィエリの発言をテレビで聞いたアルベルト・ザッケローニ監督は、すぐさま番組に電話し、自分の言い分を述べた
「ヴィエリが私に『ベンチには行きたくない』と言ったのは、確かです。でも、私が彼の別行動を認めた覚えは一切ありません。先程の発言を聞いて、黙ってられなくなって電話させていただきました」

ボローニャ戦終了後、ヴィエリの「ベンチ拒否事件」についてコメントを聞かれたアルバロ・レコーバは、あまり触れたくない様子で、こう答えたのだった
「スタジアムに向かうためにバスに乗った時、ボボがいなかったんだ。みんな、『どうしたんだろう?』と思って。でも、この事件に関しては何がなんだかさっぱりわからない。しかも、僕は何も知りたくないよ」

ファビオ・カンナヴァーロは、楽天的にこうコメント
「次の試合でボボが鮮やかな2ゴールを決めてくれれば、それですべてが解決さ(笑)。でも、サポーターとの間に亀裂ができちゃった、っていうのは残念なことだよね」

現在21ゴールで得点ランキングをリードする、ミランのアンドレイ・シェフチェンコは、こう発言
「スクデットを勝ち取るためなら、残りの試合をストッパーのポジションでプレーして、もう一切ゴールを決めなくてもいいですよ。得点王の座なんて、トッティにだろうが誰にだろうが、喜んで譲ってあげます。でも、僕がそう言っても、誰も信じてくれないんですよね。まあ、自分が本当にそうだ、と知っているからいいんでしょうけど」

ローマ在住・高橋 在