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 2004.09.24
ホームでメッシーナに敗れたミラン。
翌日、ミラネッロ練習場を訪れたアドリアーノ・ガッリアーニ副会長はこう発言
「今は落ち着いて、この難しい時を越えるしかないですね。もちろん、誰だって負けるのはイヤです。私自身も、昨夜は一睡もできませんでした。私は今日、仕事の約束をすべてキャンセルして、ミラネッロにやって来ました。で、選手陣や監督、テクニカル・スタッフとミーティングしたわけです。格下相手の敗北から一夜明けて、私はここに来てセラピストの役割を果たしてるわけですが、このチームは一人で立ち直れる力を持ってると思います。特に、心配することはないと思いますがね」

ミランのカルロ・アンチェロッティ監督は、こう分析した
「ミランは天狗になってるから格下に負けたんじゃないかって? いや、僕は『我らが世界でもっとも強い』と思うのは別に悪いことではないと思うね。相手を過小評価するような選手は、うちにはいないわけだし。問題はむしろ、昨シーズンみたいな継続性がまだないことだろうね。まあ、それもそのうち良くなることだけど」

一方、ミランのカカーは選手陣を代表して、こうコメント
(カカー君、正直すぎる!?)
「相手がメッシーナだから過小評価したかって? それはまずないですね、はい。まあ、少なくとも、意識的に過小評価したことはないと思いますよ。でも、無意識のうちにしたかもしれませんが。いや、もしかしたら……確かにそうかもしれませんね」

サンプドリアを下して3連勝のユヴェントスだが、サンプのワルテル・ノヴェッリーノ監督は、レフェリーがユーヴェ寄りに笛を吹いたことを指摘した
「ユヴェントスは間違いなく強いです。だからこそ、レフェリーからの“プレゼント”なんていらないはずでしょう。例えば、今日の試合のPK取り消しなんて、驚きものです(注:主審はサンプにPKを与えたが、ユーヴェ選手の抗議を受け入れるかのように取り消した)。ユヴェントスの選手に文句を言われると、すんなりと決断を変えるのが当たり前なんですかね、レフェリーって。もしも立場が逆だったら、抗議したうちの選手はみんな警告をくらってたでしょうね」

ロマニスタからは(無理もなく?)“裏切り者”扱いされているユヴェントスのファビオ・カペッロ監督は、皮肉を込めてこう発言した。
ますます、ローマファンの憎しみを買うのでは?
「ローマでは未だに『カペッロは夜逃げした』と言われているみたいなので、強いて言わせていただきます。ローマを去ったあの日、私は午後の6時にユヴェントスの関係者とアポがありました。従って、夜なんかではなくて、朝にローマを発ったのです。ね、『夜逃げ』なんてしてないでしょう?」

ローマvsレッチェでPKをしくじったトッティ。独特の『クッキアイオ』(スプーンの意味=ループシュート)を試したのだったが、レッチェGKのヴィンチェンツォ・シチニャーノが見事セーブ。試合終了後、シチニャーノはこう語った
「最後まで動かずにいたんですよ、僕は。トッティが『クッキアイオ』で来るんじゃないかと賭けたんです。というのは、トッティは昨シーズンも、僕へのPKでああいう風に蹴ったんですね。あの時と全く同じ感じで蹴ってくれたんで良かったです。そうそう、PKを蹴る前に、僕はトッティにこう言ったんですよ。『止めたら、あんたのユニをいただくよ』って。試合が終わるとトッティはすぐに引き上げてしまいましたが、後でロッカールームで話したんです。トッティは『今度レッチェに行った時、ユニをあげるよ』って言ってくれました」

ローマ戦を控えて、レッチェのズデネク・ゼーマン監督はトッティをこうおだてたのだった
「セリエAのベストプレーヤー・ランキング? 私に言わせれば、順位はこうだね。トッティ、トッティ、トッティ、トッティ、そしてトッティ。6位はカカー」

アタランタ戦で終盤から出場し、インテル2点目のゴールを決めて、キレのあるプレーを見せたアルバロ・レコーバ。
そんなレコーバも、試合終了後は自分のことより、(インテルの決勝ゴールを決めた)アドリアーノを褒めまくるばかりだった。
「アドリアーノは怪物です。天才です。世界で最強のFWです! いやほんとに、ヤツはスゴイですよ」

パレルモが次から次へとチャンスを作ったにも関わらず、スコアレスドローで終わったパレルモvsフィオレンティーナ。試合終了後の記者会見での、フィオレンティーナのエミリアーノ・モンドニコ監督。
「うちは運が良かったって? そう言われて結構。『運が悪い』よりも、はるかにいいですよ(笑)」

歯に衣を着せないこと(っていうか、口調の荒々しさ?)で知られる、パレルモのマウリツィオ・ザンパリーニ会長のコメントは……
「今日の試合? モンドニコ君は、相変わらず“ケツの穴がドでかい”ね。それしか、言うことないよ」(注:イタリアの俗語では、『ケツ(の穴)が大きい』というのは、『運が良い』という意味)

パレルモのフランチェスコ・グイドリン監督も、フィオレンティーナの“運の良さ”を強調した
「(フィオレンティーナ会長の)デッラ・ヴァッレさんが運が良い人だということは、前から話には聞いてました(苦笑)」

ローマ在住・高橋 在