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 2004.09.29
大敗に終わったボローニャ戦終了直後、辞任を申し出たローマのルディ・フェラー監督。一夜明けての記者会見で、こう語った
「ボローニャ戦の前半を観て、辞める決断をしました。私は恥を覚えたのです。特に、数百キロ移動して応援し続けてくれるファンのことを思うと、罪悪感を感じてたまりませんでした。ピッチには、私が想い描いたチームはいませんでした。まるで親善試合みたいな、魂のこもっていない、緩みきった雰囲気でした。これはチーム全員の責任です。しかし、責任者はこの私なので、私はここで辞任します。辞めたほうが、愛するローマのためになると思うから決心したのです。これで、選手も自覚してくれて、少しでも責任をとるようになれば、と思います」

ローマのDFヴァンサン・カンデラは、フェラー監督の辞任に対して、開き直ったコメントを残した
「俺たちは監督に残ってほしかったけど、フェラーは出てくことを決めた。これでいいってことさ。あのままだと、あと2試合はボロ負けしていただろう。フェラーが辞めたってのは、ローマにとっていいことだよ」

一方、ローマのMFダニエレ・デ・ロッシは、反省気味にこう発言
「唯一、なんの罪も犯してないフェラー監督が去った。悪いのは、僕たち選手なんだよ。ユニにキスをして『死ぬまで戦う』なんて誰だって言えるけど、実際試合になってみると、走る選手と走らない選手がいる。走らない奴は、才能さえあればあとはいい、とでも思っているのかな」

ドイツに戻ったフェラー監督は、現地インタビューでこう付け加えた
「チームの中には、私に従いたくない者がいたのです。だから、監督を続けても無駄だと思いました。就任した時、ハードな仕事になるだろうと想像はしてましたが、チーム内で起こっていることを過小評価していたようですね」

先週ローマと対戦したレッチェのズデネク・ゼマン監督は、以前監督を務めたことのあるローマの現状について、こうコメントした
「誰が次の監督になろうと、難しい仕事が待っているね。自分のプランを実行するにも、実際、時間がないんだよ。チャンピオンズリーグがあるし、代表に呼ばれて行く選手もいる。本当に、誰が次のローマ監督になったにせよ、困った立場だね。うらやましくないよ」

最近コリエレ・デッロ・スポルト紙に自分のコラムを持って、感想などを載せるようになったフランチェスコ・トッティ(寄稿のギャラはチャリティー)。この度、紙面からフェラー監督に挨拶
「ボローニャvsローマ戦は、コメントなんてする必要ないと思う。忘れたほうがいい試合だ。でも、この場を借りて、フェラー監督にエールを送りたい。偉大なる人が去っていった。最後まで残ってくれることを望んでいたのに」

あるファッショブランドの立上げパーティーに出席したトッティは、マスコミに囲まれ、フェラーの後継者として名前が挙がっているルイージ・デル・ネーリについて聞かれた
「デル・ネーリが来たら、オレはうれしいっすよ。それで、ローマも立ち直れんじゃないの?」

不調が長引き、ファンからも冷たい扱いを受けるインテルのクリスティアン・ヴィエリ。しかし、ロベルト・マンチーニ監督はこう語る
「ヴィエリは偉大なFWです。彼は、インテルの資産なのです。我々には、ヴィエリを復帰させる義務があります。とにかく試合に出すことこそ、以前のレベルに戻ってもらうための唯一の手段ではないですかね」

でも、インテルのオーナーであるマッシモ・モラッティ氏は、不満の様子
「ヴィエリとアドリアーノのコンビは、機能しないですよ。みんな、そろそろわかってくれないと困りますね。ヴィエリ? ヴィエリはですね、調子が悪いですよ。毎日しっかりと練習してるんだし、そのうち回復するでしょう。でも、今はゴールを決められる選手を使わなくちゃダメですよ。FWが5人いるわけですからね」

ラツィオに逆転勝ちしたミランのカルロ・アンチェロッティ監督は、味方が一人退場になったことは、マイナスではなくてプラスになったと語る
「マッシモ(アンブロジーニ)のレッドカードは、むしろ刺激になりましたね。11人より10人のほうが、決定的にいいプレーをしましたからね、ウチは(笑)」

パレルモと1−1で引き分け、連勝&無失点記録がストップしたユヴェントス。ファビオ・カペッロ監督は相変わらず、動じない様子でこうコメント
「そんなことは、どうでもいいです。逆に、無失点記録なんて始まってしまうと、重荷になって邪魔になることすらあるわけですから。精神的に、ね。そんなことは放っておいて、ユヴェントスは、ユヴェントスらしくしていればいいんですよ」

ローマ在住・高橋 在