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 2002.01.09
1−0で勝利を収めたトリノ戦で華々しいゴールを決めたローマのフランチェスコ・トッティ。その活躍ぶりは、満場一致で絶賛されたが、本人は試合終了後、いやに控え目な態度を見せた
「オレのゴールが素晴らしかったって? まあ、確実にゴールできるように努力しただけさ。それに、プレーの見栄えより、あの得点でローマが勝てたことが大事だと思うよ。それと、実は、今コンディションがトップじゃないんだよね……」

この言葉に記者陣一同は

『え〜っ、そんなぁ。謙遜してるんでしょ、トッティ君!?』

と反応したが、本人は

「いや、本当だよ。まだ絶好調じゃないから、ゴールを決めたことはうれしいよ。自信が付くからね」

と語った。

実は、トッティは自分のプレーを把握してなかったのだ。一夜明けて、トッティは笑いながらこうコメントした
「いや〜、昨日家に帰ってテレビでトリノ戦のゴールを見て、初めてわかったんだよ。オレはスゴイことをやったんだ、ってね。ホント、自分でも驚いちゃったぜ(笑)。実際あのゴールを決めた時は、全然意識しなかったんだ。体が自然に動いたって感じかな? まあ、あのゴールは今シーズン決めたゴールの中ではナンバーワンだね、絶対」

ジャーコモ・ブルガレッリ、60年代のアッズーリでボローニャのMF。現在TVコメンテイター
「ローマvsトリノ戦のトッティみたいなプレーをするには、ちょっと狂ってないといけないね。いい意味で、クレイジーさが無いとああいう奇想天外なプレーはできない。誰もが覚えてる通り、トッティはユーロ大会のオランダ戦で、何とループシュートでPKを打った。実際、あの時、蹴る前にチームメイトに『オレはループで行くぜ』と言っていたんですよね。仲間は皆青ざめ、マルディーニは本気で『コイツは狂ってる』と言ったそうです。でも、トッティのループは見事に決まり、観衆に驚きと感動を与えた。こういった思いがけないプレーこそ、サッカーに生命を注ぐんですよね。こういうプレーがあってこそ、お客さんもお金を払ってゲームを観に行く甲斐があるんです」

インテル戦で右膝を負傷してしまったラツィオとアッズーリDF、アレッサンドロ・ネスタ。ケガの原因は、最悪のピッチ・コンディションのせいだったと訴える
「最近はまともなピッチなんて、めったにないですからね。何とかしないといけないんですが、僕が思うにはドーピング問題と同じで、みんなああだこうだ言っても、結局なんの対策もとられないまま終わってしまうんでしょうね。90年のイタリアW杯以降、セリエAのピッチ状態は悪化し続ける一方ですよ。ペルージャ、ベルガモ、ミラノのスタジアムのピッチは以前は本当に素晴らしかったのに、今は最悪です。我々選手には、もはや対応のしようがないのです。インテル戦のサンシーロでも、低いポイントのスパイクだと滑って仕方がないし、長めのポイントを採用すると、今度はグリップが効き過ぎて、ぬかるみにはまってしまう。僕も、これでやられたんですよ。幸いにも、僕はもう今年はサンシーロでプレーすることはないですけどね。でも、最悪ですよ。ミラン戦でケガ、そしてインテル戦でまたケガでしょ? 憎きサンシーロ、といったところですね」

4−3という乱打戦を制したヴェネツィア戦でハットトリックを決め、一気に得点ランキング1位にのし上がったパルマのFWマルコ・ディ・ヴァイオ
「仮に、今週だけだとしても、セリエAの得点ランキング1位に浮上できたことは、凄くうれしいです。子供のころからの夢だったんです。一週間だけでもいいから、得点王であることがね。代表ですか? 招集されれば、もちろん、ヴィエリと2トップを組めたらいいな、と思います。でも、それはトラパットーニ監督の判断に任せますが」

ブレッシャのコリオーニ会長。コッパ・イタリアのブレッシャvsローマ戦終了直後のインタビューで、中田のレンタル移籍の可能性について語った
「ナカタがブレッシャに来るかって? 現在、パルマと交渉が進められているのですが、状況はちょっと難しいみたいです。何とか、合意に達するといいんですが……」

同じくコッパ・イタリアのローマ戦直後、ブレッシャ監督のカルロ・マッツォーネ
「ナカタ? ヤツがウチに来る決心をしてくれたら、ワシはもう、大喜びだよ。ヤツは偉大なる選手だし、ワシはペルージャ時代から良く知っている。パルマでは機能してないって? まさか、彼がサッカーのやり方を忘れちまったわけではないと思うがね」

ローマ在住・高橋 在