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 2002.01.30
第20節のインテル戦で、ヴェネツィアの同点ゴールをPKで決めたピッポ・マニエロ。自分が倒されてPKとなったのだったが……(TVで見ると、しっかりとダイブしていた)
「正直言うと、大したファウルではなかったので、あれでPKというのは、ちょっと大げさだったのかもしれない。まあ、ウチとしてはありがたかったけど」(試合終了後のインタビューで)

インテルの監督、エクトル・クーペルは、マニエロのダイブについてこう語った
「マニエロはずる賢い行為をした。もっとも、本人がそれを後で素直に認めたことは、評価すべきことだがね」

ヴェネツィア会長、マウリツィオ・ザンパリーニは自軍選手であるにも関わらず、マニエロを厳しく批判した
「マニエロは『確かにPKではありませんでした。素直に認めます』とか、正直ぶってカッコつけてるみたいだけど、だったらPKが与えられた瞬間、主審に『ごめんなさい、ダイブしました。だからPKではありません』と言うべきだったね。そのほうが、よほどカッコよかったと思うよ。試合が終わってTVでファウルを分析する時、明らかにダイブだと判明した場合は、その選手に少なくとも3〜4節分の出場停止を喰らわせるべきだと思うよ。たまたま、この度はウチの選手がそういう汚い手を使ったけど、毎週あらゆるピッチで起こることだからね。本当に最低だよ、シムラトーレは」

(注:シムラトーレとは、あたかもファウルを受けたかのように倒れる選手のこと)

因縁のゲームから一夜明けて、マニエロは……
「どうやら、サッカーの世界ではウソを通し抜いた方がトクみたいだね。正直者が非難される。でも僕は、昨日PKについて発言したことは後悔していないよ。正直は損かもしれないが、僕は自分自身にウソをつくことはできない人間なんで」

ピアチェンツァを2−0で下し、再び首位に立ったローマのキャプテン、フランチェスコ・トッティ
「(ピアチェンツァ戦はローマにとって)いい試合だったね。まあ、オレもゴールを決めてたら、ハッキリ言ってもっとよかったんだけどさ(笑)」

3−1でユヴェントスが勝利を収めたキエーヴォvsユヴェントス戦でも、レフェリーの誤審でありもしないファウルで、ユーヴェにPKが与えられた。そのPKをしくじってしまったユヴェントスFW、アレッサンドロ・デル・ピエロ
「確かに、あの時PKが与えられるようなことはなかったと思います。でも、正義感のせいで外したわけじゃないですよ(笑)。思いどおりに蹴れなくて、相手GKにうまく止められたんです。しくじった後に笑いましたが、あれは悔しさの表現だったんですよ。自嘲的な笑い、というかね。『笑ってるってことは、わざとはずしたんだ』という人もいるみたいですけど、決めたかったのは当たり前じゃないですか」

このキエーヴォvsユーヴェ戦では、ユヴェントスにもうひとつPKが与えられたが、ルーカ・カンペデッリ、キエーヴォ会長は、それが誤審だったと言い張る
「最初のPKに関しては、(デル・ピエロも認めたとおり)ファウルではなかった。2回目のPKはネドヴェドのシュートがウチのDFの手に偶然当たったのであって、意図的なハンドではなかった。このゲームのMVP賞? できることだったら僕は、レフェリーに賞をあげたいね。選手じゃなくても、試合の主人公だったわけだから」

レッチェ戦に3−1で勝利を手にしたブレッシャは、ようやくロビー・バッジョが復帰した。ところで、監督のカルロ・マッツォーネはどのような指示をロビーに出していたのだろうか?
「試合前、ワシがバッジョになんて言ったかって? ただ、ワンタッチかツータッチでボールを回すように、って指示したんだ。指示っていうより、脅迫っぽく言ってやったよ。『ツータッチ以上したら、いくらお前さんがロベルト・バッジョでもすぐにベンチに下げるぞ』ってね」

ローマ在住・高橋 在