「ついこないだ、エリクソン(イングランド代表監督)と話してたんですよ。ヨーロッパのチームは結構疲れた状態でW杯に乗り込むことになるでしょう、ってね。それに、今回は環境がちょっと問題の国ですからね。気候的には、ジャッポーネ(注:イタリア語で日本)は我々とはあまり変わらないんですよ、ヨーロッパに比べて、ね。それに、ウチは日本で一番北の合宿所を選んだ。センダイを選んだのは、几帳面に土地と気候を研究したからですよ。でも、大会の後半はコレーア(注:イタリア語で韓国)でしょ。あそこはかなり蒸し暑いですよ。湿度が高いと、筋肉はへたってしまうんですね。だから、後半はテクニックがものをいうだろう、と思うんですよ」
「今後の親善試合で大会に備えてどんな実験をするつもりかって?そうだね、まずはトッティをトップとして据えたいね。報道陣の皆さんは首をかしげると思うけどね。皆さん、トッティはトップ下が好きですからね(笑)。それとね、ドーニを左アウトサイドで使ってみたいですね」
「招集メンバー? 結構もう固まってますよ、私の頭の中では。18〜19人はすでに、決定ですね。今は各ポジションのサブを揃えるのと、候補に挙がってる選手の調子を確認するのを待つだけだね。決まりは誰かって? まあね、DFはネスタ、マルディーニ、カンナヴァーロ、マテラッツィとパヌッチは決定ですよね。それに、ユリアーノみたいな選手も入れておかないと」
「ネスタとカンナヴァーロは、精神的に問題なく立ち直ることを願ってるよ。ほら、今シーズンはラツィオもパルマも、うまくいってないでしょ。だから、二人とも今はクラブチームのこととか、移籍のことに頭が行っちゃってたりで、集中力が欠けてるんですよ。サッカーでは精神状態の良し悪しが決定的ですからね。私がフィオレンティーナにいるころ、監督というよりも、精神科の医者みたいな役目を果たしてましたからね (笑)。しょっちゅう、選手たちの心境を探ったりして」
「若手選手ですか?今のところ、(ブレッシャDFの)ボネーラを高く評価してるんですけどもね。まあ、彼はすでにU−21ではレギュラーですが」
「(MFに関しては)私はザネッティとトンマージに期待してるけれど、やっぱり、アルベルティーニ、ディ・ビアージョ、それとフィオーレみたいな選手は連れていくつもりですよ。(ラツィオMF)ファヴァッリが残念ながら、ケガが続いてるみたいで。彼は万能でいい選手なんですけどね」
「FW陣は、ヴィエリ、インザーギ、デルヴェッキオとデル・ピエロはほぼ決定、ってかんじでしょう。ピッポは復帰しましたね。調子はいいみたいだし、モティベーションも高い。モンテッラですか?確かに、今の彼は運も強いですからね。どんな状況でも、ゴールを決める。ある私の恩師は、『人生は運が大切だ』と言ってましたけど、本当ですね。この調子だったら、モンテッラはもちろん招集しますよ」
「ディ・ヴァイオですか? いい素質を持った選手ですね。でも、ウイングとしてはデルヴェッキオの方が数段機能してくれる。それに、すばしっこさに関しては、モンテッラの方が上だしね」
「ガットゥーゾは『見苦しい』と言われるみたいですけどね、彼みたいにアグレッシブな選手はなくてはならないですね」
「トッティ? フランチェスコは自分が偉大な選手の仲間入りしたことを理解している。しかし彼は、頂点に近づけば近づくほど山のてっぺんでは冷たい風が吹く、ということも理解しておかないと、ね。あそこまでに行っちゃうと、常に、やれフィーゴだ、やれロナウドだと言われて、普段やってるプレーを最高の舞台でやらなくちゃいけないんだ。常にプライドを持って、やる気を見せてね。大体、偉大なる選手は25〜6歳のころ、リーダー的な存在となる。だからトッティはちょうどいい年齢だ。私は彼に、アッズーリのリーダーとなる時がやってきた、と言いたいですね」 |
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