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 2002.05.02
首位インテルを勝ち点差1で追うユヴェントスのルチアーノ・モッジGM
「最終節(ラツィオ戦)に勝てば、インテルはスクデットをものにするって?まあ、確かにそうだけど、2年前の最終節、我々もペルージャを軽く下して、優勝を手に入れると思ってたんだよ。そうしたら、皆さんもよくご存知のとおり、大雨が降り、我々は負けてしまった。今度の最終節も、何か劇的なことが起こってもおかしくないね。(ラツィオvsインテル戦が行われる)ローマは、“大雨”になるかもしれないね……」

一方、インテルを勝ち点差2で追うローマのフランコ・センシ会長
「いやぁ、残念だね。今シーズンは、昨シーズンより楽に優勝できたはずなのに。アウェーで、しかも格下を相手に、勝ち点を失ってなければ、今ごろローマは他のチームを切り離してダントツ1位だったよ。しかし、私にはわかるね。すべてがもう、決められているんだ。スクデットはユヴェントスが獲ることになってるんだよ」

ローマ5-0キエーヴォ戦直後の、ロマニスタの意見
「がっかりだぜ。今日の圧勝はいいんだけどさ、だからこそ、こないだヴェネツィアで勝てなかったのが惜しすぎるよ(注:ローマはヴェネツィア戦で辛うじて同点に持ち込んだ)。今日のキエーヴォ戦の5ゴールのうち一個だけでいいから、ヴェネツィア戦で決めてもらいたかったね。そうしたら、優勝は決まりだったんだよ。ほんとに、惜しくて惜しくてたまらないぜ。悔しいよ、俺は」

最終節インテルをオリンピコに迎えるラツィオファンの心境は複雑?
「俺たちはみんな、インテルを応援するぜ。こうなったら、インテルに優勝させてあげた方がいいさ。ヘタにインテルを押さえ込んで、それによってユヴェントスが優勝してみろよ。最悪のアシストになるぜ。憎きユーヴェより、インテルがスクデットを獲った方が、まだマシだろ?それに、ラツィオがインテルを下して、ローマが優勝してしまうっていう可能性もあるんだぜ。そうなったら、とんでもないオウンゴールだろうが!間違いなく、俺たちラツィオサポーターはインテルを応援しまくるぜ!」

「最終節、ラツィオとインテルどっちを応援するかって?そりゃやっぱ、我がラツィオを応援しますよ。だって、私はラツィアーレですからね。ローマがまた優勝したらしゃくじゃないかって?そりゃうれしくてうれしくてしょうがない、ってわけじゃないけどね。でもローマ市のチームがスクデットを獲ることは喜ばしいことなんじゃないかな、同じローマ市民として」

「クラニョッティ会長はUEFA杯出場権のために、最終節は何が何でも勝たなきゃいけない、って言ってるけど、僕らにはそんなこと、どうでもいいのさ。今さら、何がUEFAが目標だよ!シーズンが始まった時はスクデットが目標だっていばってたくせにさ。むしろ、ウチの選手たちに今年の不出来の罰として、インタートト大会に参加してほしいね。バカンスを犠牲にして、チンケなB級チームを相手にボロいスタジアムで予選試合をこなしてほしいよ。そうすれば、ちょっとは根性が鍛え直されるんじゃないの、ウチのお坊ちゃんチームは。何はともあれ、最終節はもちろん僕らのラツィアーレ・グループはインテルを応援しますよ。オリンピコで相手を応援したのは生まれて初めてだけどさ。今回は状況が状況だから」

「いや、同じローマ市民として、ローマが今年は優勝を逃してしまう、というのは非常にありがたいことですね。いや、別に僕がラツィオファンだからってことじゃないですよ。また今年もローマが優勝して、また町中が去年みたいな大騒ぎになるところだった、と思うと、ゾッとしますね。去年、毎晩毎晩ロマニスタたちの騒ぎが続いたから、僕なんか1週間寝れなかったんですよ。ロマニスタも、去年騒ぎすぎたから、今年はおとなしくしてたいんじゃないですか?私はやっぱり、インテルがスクデットを獲ることを願ってますよ。ラツィオを下して、インテルに優勝してもらいたいですね。ラツィオのプライドですか?今年はもう、そんなカッコいいものなんてないですよ」

「インテルを応援しても、無駄だよ。ラツィアーレとして、そんなみっともないことするの、やめようぜ。ユヴェントスの最終試合の相手は前節、土壇場のPKでほとんど残留が決まったウディネーゼでしょう。ウディネーゼはユーヴェ戦に負けても、多分残留できるはずだよ。しかも八百長の金がもらえるんだろ。でも、ユーヴェが勝てても、インテルが負けなきゃ意味ない。そこで、なんとしてでもインテルがラツィオに敗れるように、それも裏で仕掛けられてるのよ。レフェリーを買ってね。状況によって、ラツィオにPKかなんかが与えられるだろうね。見てな。センシが言うとおり、スクデットはユヴェントスがもう“手配”済みなのさ……」

日曜夜の生放送スポーツ番組『La Domenica Sportiva』にゲスト出演したアッズーリの監督、トラパットーニはバッジョの招集について聞かれて、こう答えた
「バッジョは絶対連れていかないつもりかって? う〜ん、絶対に「絶対」という言葉は言ってはいかんね」

(今のところ噂に過ぎないが、イタリアでは、5/18に行われる親善試合、イタリアvsチェコ戦にバッジョが招集される可能性が話題になっている)

ローマ在住・高橋 在