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 2002.10.09

スペクタクルなサッカーでファンを大いに楽しませるミランに対し、つまらないサッカーをやりながら勝ち続け、リーグ首位をキープするインテルのマッシモ・モラッティ会長
「ミランの活躍についてですか? 観ていて楽しいサッカーをやっているそうですが、私はまだ、観ていません。 個人的に知っている選手もいるわけだし、ミランには頑張ってほしいです。 もちろん、今のとおり我々と勝ち点差2をキープしながらね(笑)」

ロナウドの穴を埋めるため、インテルがラツィオから獲得したFWエルナン・クレスポは、チームの現実主義を主張する
「今シーズンのミランは観る者にとって楽しいプレーをするって? どうぞ、そのまま続けてください、って言いたいね。 インテルにとっては、そんなことどうでもいいんだ。 華麗なプレーより、現実的な勝ち点が欲しい。 長い間、何も勝ち獲ってないインテリスタは、そういう考え方なんだよ」

インテルDFファビオ・カンナヴァーロも同意見
「僕はどっちかというと、いいプレーをして負けるより、ヘボいプレーしても勝つ方がいいね。 まあ、これからインテルも(プレーの面で)向上していくとは思うけど」

ゴールの量産が止まらないミラン。ミラニスタ歴27年のフランコさん(会社員)の分析によると、攻撃サッカーを提供するミランの秘訣は意外にも……
「今シーズンのミランの秘訣? それはね、ネスタを獲得したことなんだよ。 ネスタが来て、後ろがビシっと安定した。 だからこそ、普段は慎重で用心深いアンチェロッティ監督が攻撃的サッカーをできるんだよ。 今シーズンのミランが大量点を獲れるのは、インザーギやリヴァウドやシェフチェンコなどのゴールゲッターが揃ってること以前に、ネスタがいるおかげなんだ」

アンドリー・シェフチェンコといえば、アトレティコ・マドリー(スペインリーグ)移籍のウワサが出回っていたが、トルコのスポーツ紙に掲載されたインタビューによると、シェヴァはガラタサライ移籍を望んでいるとか
「(元ミラン監督の)テリムが率いるガラタサライにレンタル移籍するという話がある。 僕としては、ぜひともトルコに行ってプレーしたいですね。 ミランには、もう僕の居所は無いみたいなんで」

レッジーナ戦でリードしていながらも、終盤で中村俊輔が放ったFKのおかげで追いつかれてしまったブレッシャ。カルロ・マッツォーネ監督は語る
「やっぱり、ウチは若い選手が多いのがネックだな。 クラブが昨シーズンのDF陣を丸ごと売り飛ばしちゃったから。 それに、外国人がやたら多いのも問題だ。 レッジーナ戦なんか、イタリア人は3人しかいなかっただろ。 外国人ばかりだから、ワシの言うことが通じない、ってのもあるんだ。 大変だよ、こりゃ」

ガーナ出身のブレッシャMFステファン・アッピアーは、レッジーナ戦で、プロ初ゴールを決めた
「ゴール決めて、とても嬉しいです。 これで、友達からバカにされなくてすみます。 ずーっと『お前なんかが、ゴール決められるわけないだろ』って言われてたんです」

99-00シーズン、ラツィオに優勝をもたらしたスヴェン・ゴラン・エリクソン現イングランド代表監督は、今シーズン、ラツィオの監督を務めるロベルト・マンチーニを絶賛する
「マンチーニは選手時代から、いつでもチームメートの気持ちを理解し、うまい具合に勇気とモティベーションを与えられる能力を持っていた。 彼は、人の心理を読むのがとても上手なのです。 まるで、セラピストのようにね。 ネスタやクレスポが抜けても、マンチーニはラツィオを固い団結心で結ばれたチームに育てあげた。 彼のおかげで、以前は自信やモティベーションをなくした選手たちが、見事に蘇った。 イタリアでは、ラツィオはスクデットを争うチームの枠から外されているみたいですが、私は来年の5月頃、オリンピコに足を運ぶつもりです。 その時、ラツィオはスクデット獲得に向かってラストスパートに入っていることを期待しています」

今シーズンのローマが出遅れた原因の一つとして、カフーが従来のように右サイドで機能していないことが挙げられた。カフー本人は……
「確かにバテ気味です。 まだW杯の疲れが抜けてないかんじなのです。 少しずつ回復しているんですが……」

ローマ在住・高橋 在