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 2002.10.18
ウェールズ戦直後にアッズーリ&トラップ辞任について色々と興味深い発言があったので、皆さんにもお届けします!
イタリア代表DFアレッサンドロ・ネスタ (ミラン)
「どうしてかわからないけど、(アッズーリは)昔みたいにプレーできなくなってしまった。ウェールズ戦でも、まともなプレーしたのがせいぜい終盤の20分でしょう? 早いところ、アッズーリが立ち直らなきゃいけないね。こうなったら、もう誰も待ってくれないから」

イタリア代表GKジャルイージ・ブッフォン (ユヴェントス)
「(監督を)代えても無駄だよ。問題は僕たち選手にあるのさ。我々が立ち直らないと」

イタリア代表DFファビオ・カンナヴァーロ (インテル)
「トラップだけを責めるのは間違ってるよ。代表にいる我々、そして今回参加できなかった選手たちもみんな、もっと一生懸命頑張らないといけないんだ」

イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロ (ユヴェントス)
「トラパットーニを代えるべきかって? 勝つ時は皆で一緒に勝って、負ける時は皆で一緒に負けるということだよ。だから、今は皆に責任があるんだ」

キエーヴォ会長ルーカ・カンペデッリ
「トラパットーニの代わりに、誰が次期アッズーリ監督に相応しいと思うかって? 僕の推薦は、ズバリ、アーセン・ベンゲルです。僕の大好きな、アーセナルのマスター・ベンゲルしかいないでしょう!」

イタリアサッカー選手協会会長、セルジョ・カンパーナ
「観ていてすぐ目につくのは、アッズーリは『サッカーをやってない』ってことです。プレーが貧しいのは、ウェールズ戦に始まったことではありません。ここ最近、ずーっとそうでしたね。選手は走らない、動かない、したがって、相手のマークを外すこともできない。昔は、『イタリア風サッカー』というのがありました。どっしりと強固なディフェンスがあって、素早いカウンターで攻撃をかけた。今は、中途半端です。何とも言えないプレーしかない。言えることは一つ。イタリアサッカーは謙虚に、ゼロから立て直していくしかない、ということです」

ユーゴスラビア代表DFシニシャ・ミハイロビッチ (ラツィオ)
「アッズーリ? ヴィエリとトッティがいないと、ただの“普通の”チームだからね。世界最強レベルのDFである、ネスタとカンナヴァーロには悪いけどね」

コリエレ・デッロ・スポルト編集長サビエル・ヤコベッリ
「今の状況の責任者はトラパットーニではない。イタリアがW杯から当然の結果として敗退した時点で、トラパットーニを即刻辞任させなかったサッカー協会が悪いのである。何はともあれ、今すぐゾフに戻ってほしい」

ウェールズvsイタリア戦直後のアッズーリ監督
ジョヴァンニ・トラパットーニ
「私は辞退しませんよ。辞退しようと思ったことは一度もありませんからね。今のイタリア(代表)はこれなんです。運が悪い、というのもありますしね。もちろん、私は自分の責任を取りますが、だからといって辞めようとは、これっぽっちも思ってません。絶対、辞退しませんからね、私は。協会側が手を打つ、というなら話は別ですが」

ガッゼッタ・デッロ・スポルト編集長ピエトロ・カラブレーゼ
「トラパットーニは『運の悪さ』を言い訳としてよく使うが、ナポレオンが言っていたように、『運の良さも有能な指揮官の才能の1つ』なのだ。つまり、『運が悪い』というのは、言い訳にならない」

プレミアリーグ・ウェストハムのイタリア人ベテランFW、パオロ・ディ・カーニオは、ウェールズ戦直後、イタリアのラジオ局の電話インタビューでこう発言した
「僕が思うには、イタリア代表は新しいタイプの監督が必要なんです。若くて、合宿にも楽しさを持ち込める人がね。例えば、ヴィアッリなんかが理想的だと思います。ラツィオがマンチーニを監督にしたようなかんじで、勇気を持って新しい風をもたらさないと、ますます泥沼にはまっちゃいますよ。このままだと、イタリアはアルバニア代表にも勝てないチームになってしまいますよ、ホントに」

大人気サッカー番組『コントロカンポ』の司会者、サンドロ・ピッチニーニ
「すべてをトラップのせいにするのは、正しくない。今年の6月の時点では、トラパットーニは満場一致で『適切な代表監督』とされていたのだから。しかし、結果が何よりも重視されるイタリアでは、今や『トラップはアホだ』とされ、近いうちに辞任されることになるだろう。でも、そこで革命的な選択をしなければ、あまり変化は見られないはず。古い考え方のままでは、アッズーリのルネッサンスはあり得ない。トラップをクビにして、“イタリアサッカー界の怪物”ゾフを呼び戻したところで、何の変化が期待できるのだろうか? こうなったら、若い監督を呼んで、刺激を与えるのも1つの手ではある。個人的には、ヴィアッリやザッケローニがいいのではないかと思う」

トゥットスポルト編集長ジャンカルロ・パドヴァン
「今、トラパットーニを代えてもあまり変化はないだろうと思う。というのは、本当にアッズーリを改善させるには、新しいメンタリティーを持った、若い監督を就任させるしかないからだ。しかし、保守的なイタリアのサッカー界では、そんな革新的なことが受け入れられるにはまだまだ時間がかかるだろう」

ローマ在住・高橋 在