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 2003.02.13
3-0で勝利したレッジーナ戦で、インテルにPKが与えられた時、ファンの誰もがバティストゥータが蹴ることを期待していた。しかし、結局、モハメッド・カロンが任務を果たした。そのカロン曰く
「サポーターは皆、バティストゥータの名前を叫んでたので、僕はバティに譲ろうと思ったんだ。でも、彼が『君が蹴っていいよ』って言ってくれたので、僕が蹴った。まあ、僕は今までのチームでは常にPKを蹴ってきたからね、自信はありますよ」

ガブリエル・バティストゥータがPKを蹴らなかったのは、本人に言わせれば然るべき理由があるという
「インテルファンの前での初ゴールは、プレーの流れの中のものにしたいんだ。PKで初得点、というのはどうも、ね。まあ、近いうちに素晴らしいゴールを決めて、皆さんを喜ばせる時がやってくるよ」

そのバティストゥータ、レッジーナ戦で相手DFフランチェスキーニに意図的に肘打ちをしたという判定で、2試合出場停止処分が下された。その件について、インテル会長マッシモ・モラッティはこうコメントした
「2試合出場停止なんて、驚きだよ。不公平だ、おかしい」

同件について、インテル副会長ジャチント・ファッケッティはこう語る
「バティストゥータが試合の出場停止を命ぜられたと聞いた時、正直言って、ジョークかと思った。これは、裏になにか黒幕がいますね」

インテルファンのマルコ・Gさん(会社員、42歳)の意見は……
「バティの出場停止? そんなの、裏でモッジ(ユヴェントスGM)とガッリアーニ(ミラン副会長)が(実際、出場停止を命じた)スポーツ裁判官を操ってるに決まってるじゃないか。クレスポやヴィエリがケガしてる今、バティも戦力から外せばインテルは武器のない軍団だ。ほら、カロンやヴェントラも故障だろ? 次のキエーヴォ戦は、レコーバと若手のマーティンスかぁ……まあ、ヴィエリが回復するかもしれないみたいだから、それに期待するしかないね」

レッジーナ戦で負傷したクリスティアン・ヴィエリ。それによって、アッズーリの親善試合ポルトガル戦からは欠場したわけだが、ジョヴァンニ・トラパットーニはこのことについて、皮肉を込めてこう発言した
「私は運が悪いのかね? ヴィエリは代表の試合を控えてる時、決まって事前にケガをするみたいだからね」

トッティの代表欠場についても、トラップは辛口のコメントをした
「トッティもある時、親善ゲームを控えたペルージャの合宿から試合の前日、松葉杖で去る事件があった。にもかかわらず次の日曜日のリーグ戦では、素晴らしいプレーを披露していたっけね」

『コリエレ・デッロ・スポルト』紙編集長、サヴィエル・イアコベッリはトラップを批判する
「フランチェスコ・トッティは世界一のトップ下であり、もしも故障中でなかったら、喜んでポルトガル戦に出場していただろう。なぜなら、トッティはアッズーリでプレーすることをとても誇りに思っているからだ。そんなトッティに対して、トラパットーニが『ペルージャの松葉杖事件』を皮肉を込めて語るのは理解できない。トラパットーニは天才的な選手と相性が悪いのは、もはや明らかだ。バッジョを無視するだけではなく、こんどはトッティにまで文句をつける。2002年のW杯では、アッズーリ史上もっともチグハグな代表チームをなんとか機能させるため、そして監督の名誉のために一生懸命働いたトッティに対して、この扱いはひどい。いつか、イタリア代表はプレーとソウルを取り戻し、過去の栄光を取り戻すだろう。しかし、そのためには新しい監督が必要である。トッティに相応しい監督が必要である。今の監督がそうではないことは確かだ」

『コリエレ・デッロ・スポルト』紙副編集長ステーファノ・アグレスティは一つのアイディアを提案する
「ヴィエリがレッジーナ戦で本当にケガをしたのは、明らかなこと。実際、その理由で前半30分も経たないうちにピッチを去った、という事実がそれを裏づけている。しかし、土曜日のキエーヴォvsインテル戦に復帰するかもしれないという話もある。となると、どうしても不信に思わざるを得ない。現に、アッズーリの合宿でも、『ヴィエリは代表はいつもパスするけど、リーグではピンピンしている』とコメントする選手もいたぐらいだ。こうなったら、こういう規則を作ったらどうだろう。『ケガで代表招集を拒否した選手は、次のリーグ戦は出場できない』。この規則によって、代表を敬遠すると思われがちな選手たちは、非難されなくてすむだろう」

結局、トラパットーニはポルトガル戦にロベルト・バッジョを招集しなかったが、バッジョとマルディーニの代表引退を飾る記念試合を考えていることを公言した。そのことについて、あるファンのコメントは……
「バッジョをアッズーリに招集して、トラパットーニの代表引退を祝う試合をやるっていうのはどうかな?」

ローマ在住・高橋 在