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 2003.02.26
ピアチェンツァ戦で、インテルファンが自軍のFWドメニコ・モルフェオとMFステファヌ・ダルマをブーイングしたことに立腹した、クリスティアン・ヴィエリは試合終了後、マスコミにこう訴えた
「大事な話をさせてくれ。モルフェオとダルマがウチのサポーターにブーイングされたのは、とんでもないことだ。インテルは2年前から、常に首位に立ってるじゃないか。チャンピオンズリーグでも、ついこの間まで1位だったんだぜ。それなのにブーイングするファンがいるなんて、信じられない。選手によっては、ブーイングに比較的耐えることができる人間ととても傷つきやすい人間がいるんだ。ブーイングが気になって、思いどおりのプレーができなくなっちまう選手だっているんだよ。このままじゃあ、シーズンが終わったらインテルを出たいっていう選手が続出しても無理ないだろ。その時になってから後悔したって知らないぜ。まったく、ひどい話さ。試合中、ピアチェンツァの選手さえ驚いてたよ。『あんたたちのサポーターはどうして自分のチ ームをブーイングするわけ!?』ってな。ほんと、呆れるよ。こういうことはイタリアでしか起きないだろう。恥ずかしいぜ、まったく」

ブーイングの対象となったドメニコ・モルフェオは、一夜明けての記者会見で、 こうコメントした
「(インテルのプレーの出来が悪い場合)ファンはもちろん、不服をブーイングで表す権利はありますよ。でも、キックオフから30分も経ってないのに、ブーイングする っていうのはないでしょう。90分のプレーが終わって、結果が悪かったらブーイングしてもおかしくない。でも、試合が終わるまでは自分のチームを支える っていうのが常識じゃないですか。何はともあれブーイングしたのは、クルヴァ (熱狂的なファンが陣取るゴール裏スタンド)ではないですね。クルヴァの人たちは、絶対に我々を見放したりはしないはずですよ。ブーイングしたのは、本当にはインテルを愛してない連中ですね」

マッシモ・モラッティ、インテル会長。ピアチェンツァ戦のブーイング事件について
「ヴィエリがチームメートのことを思ってああいう発言をしたのは、それはそれでいいことだと思いますよ。しかし、ブーイングで傷つけられたから機能しない、というのがいいわけになってしまうと困るんですけどね。問題はですね、サン・シーロは並みの舞台ではない、ということなんですよ。他のスタジアムでは、4〜5回ミスを重ねても文句を言われないかもしれませんが、サン・シーロはシビアな観客が通うオ ペラ・ハウスみたいなもの。サン・シーロでプレーするということは認められたということなんですから、その分、常にトップレベルでやらなけらばいけない。それが、サン・シーロの“規則”なんですよ」

ユヴェントスGM、ルチアーノ・モッジ。その 1
「インテルの選手がそんなにブーイングに敏感だとは知らなかったね。そうとわか った以上、今度のユーヴェvsインテル戦で使わせてもらいますよ、この手。最初から最後までインテルの選手にブーイングの嵐をすれば、むこうはノイローゼで、ウチは楽勝だね(笑)」

ラツィオvsアタランタ戦終了後、ラツィオサポーターは、またしてもホームで勝て なかった自軍をブーイングした。ロベルト・マンチーニ監督はこの件についてこう発言した
「(ファンにブーイングされたことは)きっと、いい意味で刺激になってくれるでしょう。ブーイングといえども、愛情がこもってましたからね。あれは、“愛のしるし”なんですよ」

ラツィオファンのジュリオさん(30歳、無職)は、ラツィオがホームで勝てないのは“それなり”の理由があると言う
「去年の5月5日、最終節のラツィオvsインテル戦で、みんなでインテルを応援したじゃん? でも、敵を応援して自分のチームの敗北を願うなんて、絶対やっちゃいけないことなんだ。そのバチが当たって、ラツィオはホームで勝てなくなっちゃったんだよ。オリンピコは呪われてるんだ」

“バチが当たる”と言えば……インテルvsピアチェンツァ戦では、ピアチェンツァMFエンゾ・マレスカがピッチに倒れ込んでいるにも関わらず、インテルはプレーを続行し、先制ゴールを決めた。フェアプレーに欠ける行為だったかどうかと議論が繰り広げられる中、マレスカは歯に衣を着せず、こう発言した
「インテルの選手は、オレが倒れてるのに気がつかなかったとか言ってしらばっくれてやがる。チームメートの話では、ボールを持ってたダルマにプレーを中断するよう声をかけたのに、ヤツは知らんぷりしたらしいんだ。後で、(ダルマは)『なんか言われたのはわかったけど、イタリア語がよく理解できないから意味がわからなかった』とかこいてたってさ。ふざけやがって。こういう汚いことをしていると、いつかバチが当たるもんなんだよ。みてな、インテルは今年も優勝できやしないから。去年と同 じ結果になるのがオチなんだよ」

ルチアーノ・モッジ、その2。
デイヴィッド・ベッカムのセリエA移籍のウワサについて
「ベッカムですか? 女性の好みには合うみたいですけど、私の好みには合いませんね。天才的な選手ではないですし、セリエAにはやってこないと思いますよ。彼は、1人でチームの行方を変えられるような存在感のある選手ではないと思うんですけどね」

ローマ在住・高橋 在