NETa CALCiONews Archives Web CALCiO2002
 2003.03.12
キエーヴォに封じられ、勝ち点3を得ることができなかったミラン。首位のユヴェントスとの勝ち点差は6にまで広がったが、マヌエル・ルイ・コスタはこう語る
「今シーズンのミランはスペクタクルと現実性を両立させてきたけど、時にはそうではないこともあった。例えばキエーヴォ戦は、見栄えのいいプレーをすることより、結果を得ることだけを重視したと思う。ユヴェントスの選手は、観客を楽しませるようなスペクタクルなサッカーは全く無視して、ただ単に勝つことだけに集中する。その辺が、ミランとの大きな違いなんじゃないかな」

0−0で引き分けたキエーヴォ戦直後、シルヴィオ・ベルルスコーニ、ミラン会長兼イタリア首相は次のように語った
「スクデット獲得、チャンピオンズリーグ優勝、どちらがいいかって? 今日の試合の直前までは、『両方』が私の答えだった。現時点では、『チャンピオンズリーグ』と答えるしかないですかね」

ウディネーゼvsユヴェントス戦(0−1)でトレゼゲが決勝ゴールを決めた時、ウディネ市在住のボールボーイ、L.G.君(15歳、ウディネーゼの下部組織所属)はトレゼゲに駆け寄り、喜びを表しながら抱きつこうとした。L.G.君は怒ったウディネーゼ・サポーターからブーイングされ、クラブも彼の態度を非難したが、本人は“裏切り者”ではないことを主張しようとした
「僕はユヴェントスのファンではないですよ。ただ、ダヴィッド・トレゼゲに憧れているだけなんです。彼は世界でもっとも優れたFWだと思ってるんです。だから、トレゼゲがあんなにすごいゴールを決めた時、僕は喜びをこらえられなくなって、思わず飛びついたんですよ。裏切り者扱いされて辛いけど、まったくの誤解です。僕は、ボールボーイとして雇われる前から、ウディネーゼのファンだったんだから。僕の心は、間違いなくビアンコ・ネーロ(白と黒)です。もちろん、ユヴェントスではなく、ウディネーゼの白と黒ですよ」

しかし、L.G.君はトレゼゲによるユヴェントスのゴールの後、ピッチから出たボールをなかなか返さないなどで時間を稼ごうとして、明らかにユヴェントスの勝利を願っていることを表した。ウディネーゼのGKモルガン・デ・サンクティスはその態度にブチギレた様子だった
「相手が子供だから、僕もこんなこと言いたかぁないですけどね、とんでもないことですよ。トレゼゲの得点前は普通にボールを渡してくれてたのに、ゴールの後はやたらグズグズして、なかなかボールをくれない。結局、僕が走って取りに行く羽目になりましたからね。まるで、アウェーでやってるみたいでしたよ。あんなにあからさまに相手チームを応援しちゃマズイでしょ、いくらなんでも。まあ、あの子供が悪いんじゃなくって、ボールボーイとして雇う時にあの子がユヴェントスファンだってことを突き詰めなかった、クラブの担当者が悪いんだと思いますけどね」

2−1で勝利したボローニャ戦で、2ゴールを決めたインテルのアルバロ・レコーバ
「ボローニャ戦のゴールが素晴らしかったって? 僕にとって、最も素晴らしいゴールは、この秋に決まるんだ。2人目の子供が生まれるからね。また女の子だといいな。僕の家庭は、かわいい女性ばかりで固めたいね(笑)!」

レッジーナ戦でPKでゴールを決め、1−0の勝利に貢献したトリノのFWマルコ・フェランテ。この勝利は、トリノにとって実に123日ぶりの勝利だった
「今まで、どれだけのチャンスを逃してきたかと思うと、あまりにも悔しすぎて、自ら頭を壁に叩きつけたくなりますよ」

ローマ・ダービーでアントニオ・カッサーノは見事なヘディングを決め、ローマを同点に導いたが、アシストを出したマルコス・カフーは試合終了後、こうコメントした
「カッサーノのゴール、よかったでしょう? そりゃそうよ、オレ様が絶妙なクロスを出してやったんだから(笑)。ヤツは今まで数点ゴール決めてきたけど、それの半分以上はオレのアシストによるもんだもんね」

一方、同じカフーのクロスでも、チャンピオンズリーグのアーセナル戦で決められなかったローマのFWヴィンチェンツォ・モンテッラは……
「残念なんですよね、あれで勝ちこすことができたと思うと。カフーが出してくれた最高のクロスに合わせてヘディングしたんですけど、簡単に決められるゴールをしくじっちゃって。てっきり、入ったと思ったんですよ。ゴールのネットに穴が開いてて、入ったボールがコロッと出ちゃったのかな、と思ったぐらいですから。なんか、なかなかうまくいかない時期なんですよね。早くリベンジの時がやってくることを祈ってますよ」

ローマ在住・高橋 在