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 2003.05.19
ボローニャ戦の後半で、PKを失敗したミランのFWピッポ・インザーギ。
カルロ・アンチェロッティ監督は、厳しくコメント
「マンチェスター(チャンピオンズリーグ決勝のユヴェントス戦)で、うちにPKが与えられたとしたら、必ず私が決めた選手、つまりピルロに蹴らせます。他の選手には、ボールに近づくことすら許しませんよ。ボローニャ戦では、PKを蹴りたいと申し出たインザーギは悪いですが、譲ったピルロもピルロです。こういうことは、2度と起きてはなりません」

前半にミランに与えられたPKは、ピルロが柔らかいループシュートで決めたのだったが、ボローニャGKのジャンルーカ・パリウーカは激怒した
「あれは、GKを馬鹿にするような蹴り方ですよね。あとで、ピルロは謝りに来ましたけど、それにしても腹が立ちますよ。しかも、うちが相手の試合だったから、余裕を感じてああいうナメた蹴り方ができたわけでしょ。チャンピオンズリーグ決勝戦でも、ループでPKを蹴る勇気があるのかどうか、見てみたいもんですね」

5月28日にマンチェスターで行われるチャンピオンズリーグ決勝戦、ユヴェントスvsミランに備えて、両チームのフロントは何度も会い、打ち合わせを重ねているという。ミラン副会長のアドリアーノ・ガッリアーニはこう語る
「とても大切なことは、サポーター同士のアクシデントを何が何でも防ぐことです。ミランとユーヴェのファンは、お互いに何かしらの憎しみを抱いているみたいですが、この試合ではどうにか忘れてほしいものです。近々、両チームの応援団の代表者とも会って、話をする予定です。せっかく、イタリアン・サッカーの名誉を取り戻せたのに、スタンドで騒ぎとかあったりしたら、イメージ的に逆効果ですからね」

すでに優勝を手にしてモティベーションのないユヴェントスは、レッジーナに下された。試合終了後、ユーヴェのDFジャンルーカ・ペッソットはこうコメント
「我々は足をトリノに置いてきたんですよ。何が何でも、ケガだけは防ぎたかったのでね」

来シーズン、ブレッシャ残留が定かではないカルロ・マッツォーネ監督は、ラツィオ戦直後、こう発言
「来シーズン、ワシはどうするのかって? わからんね。まだ、決めてないんだ。残るかもしれないし、他のとこに行くかもしれない。ただ、セリエAのすべての会長さんに知ってほしいのは、ワシはもう、未熟な選手を一から育て上げるのは疲れた、ってことだね。来シーズン、ワシを監督にしたいチームは、すでに基礎がしっかりした選手が揃ってなきゃ。悪いけど、基本的なテクニックを選手に叩き込む作業は、もううんざりだね。ワシはもう、いい年だから」

見事4位を確保し、チャンピオンズリーグ出場権を獲得したラツィオ。
ファンも大喜び
「クラブが空中分解するかもしれないようなシーズンだったことを思うと、チャンピオンズリーグの出場権を得れたのは、すごい結果だよ。そう、今年の最悪の経営状況で4位を確保できたっていうのは、ある意味スクデットを獲得したぐらいの値打ちがあるぜ」(ドメニコ・Mさん、印刷業)

チャンピオンズリーグのミラノダービーで機能しなかったインテルのMFアルバロ・レコーバは、ファンに完璧に嫌われてしまった。モーデナ戦でも、クレスポに代わって後半に入ったレコーバは、インテリスタにさんざんブーイングされた。本人も、かなりひねくれてしまった様子
「ブーイング? 僕が? なんだ、拍手されてんのかと思ってました(苦笑)。いや、冗談で言ってるんじゃないですよ。だって、どうしろっていうんですか? 何て言えっていうんですか? 僕にできるのは、しらんぷりして進むことだけでしょう。他に道はないでしょう?」

トリノが州都のピエモンテ州のヴァラッロ・セシア市(人口8000人)では、史上初のイタリアチーム同士のチャンピオンズリーグ決勝戦を記念に、ユヴェントスとミランにちなんで広場と通りに名前をつけることが決定した。これで、『ユヴェントス広場』(町の中心)と『ミラン通り』(ちょっと外れ)が生まれるわけだが、提案者のジャンルーカ・ブオナンノ市長はこうコメント
「イタリアでは、普段、道には歴史上の人物の名前をつけたりしますが、イタリアの名誉のために活動するサッカークラブの名前にちなんでもいいのではないかと思い、この企画を実行させたのです。考えてみれば、ユヴェントスとミランの両チームは何百万人もの人に素晴らしい感動を与える、貴重な存在なのです。その名前を持った道と広場が我が町にあることは、大きな誇りです」

ローマ在住・高橋 在