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 2003.10.07
ユヴェントスvsボローニャ戦の後半、ユーヴェDFジャンルーカ・ザンブロッタがボローニャDFクリスティアン・ザッカルドに倒されたと見なされ、ユーヴェにPKが与えられたが、試合終了直後のインタビューでザンブロッタは次のように発言した
「あれは、PKだったかどうか、わかりません。僕は確かに、オーバーに倒れました。ダイブと見なされてレフェリーからイエローカードをもらっても、おかしくなかったでしょう」

その後、ユヴェントス関係者から指示を受けた様子のザンブロッタは、こう訂正した
「レフェリーは2メートルの近い距離からプレーを見ていました。ファウルと判断したから、PKを取ったのでしょう」

ボローニャFWジュゼッペ・シニョーリは、こう語る
「レフェリーが(ユーヴェに)PKを与えた時、俺はザンブロッタのところへすっ飛んで行って、ヤツに聞いたんだ。『本当にファウルを受けたのか』って。ザンブロッタは『大げさに倒れた。ファウルじゃない』って答えたんだ。俺は、パパレスタ(レフェリー)にそのことを伝えた。『ザンブロッタはダイブしたことを認めた』って。パパレスタはすでにPKを与えてたんだけど、『じゃあザンブロッタに聞いてみる。本人がそう確言するなら、PKを取り消す』って言ったんだ。だから、俺たちはザンブロッタを呼んで、『さっき言ったことを、レフェリーにも言え』って言ったのさ。そうしたら、ユーヴェの選手たちがザンブロッタを連れてっちゃったのよ」

“ザンブロッタを連れてっちゃった”ユーヴェ選手の先頭には、パヴェル・ネドヴェドの姿があった
「あのとき、僕がザンブロになんて言ったかって? ただ、『微妙な状況だから、黙ってた方がいい』って言っただけです。何はともあれ、レフェリーに本当にファウルを受けたのかと聞かれた時、ザンブロは『そうです』って答えてましたよ」

テレビでザンブロッタの告白を聞いたシニョーリはこうコメント
「ザンブロッタは俺たち(ボローニャ選手)には正直に話した。テレビの前でも、国民に本当のことを言った。つまり、パパレスタ主審だけに嘘をついたわけなんだ。他はいいから、レフェリーだけにこそ、正直に言うべきだったのに」

シニョーリは、さらにこうつけ加えた
「こないだ、グーリーがハンドで得点したから、ウチは罰せられてるってことなのかな? シーズンが終わるまで、ずーっとこういう調子じゃないことを祈ってるぜ」

マルチェッロ・リッピ、ユヴェントス監督
「ザンブロッタがなんと言おうが、私にはどうでもいい。私はPKについては絶対コメントしない主義なんだ」

ボローニャのカルロ・マッツォーネ監督
「ワシは以前からザンブロッタを評価してたが、今回の出来事でますます気に入ったね。彼はイタリアの選手では珍しく、ダイブしたことを認める勇気を持った男だ。しょっちゅうダイブする選手はそんじょそこらにいるけど、そいつらはサッカー界のガンなんだ。こん棒でぶん殴って抹殺してやりたいね。でも、ザンブロッタは違う。彼はわざと倒れたことを認めたんだから偉いよ」

クリスティアン・ザッカルド、ボローニャDF
「言っときますけど、僕は触れてないっスよ。ザンブロッタはわざと大げさに倒れた。あれはイエローもんだったっスよ」

ジャンルーカ・パリウーカ、ボローニャGK
「ユヴェントスが相手だと、しょっちゅうこういうことが起きるんだよ。オレがインテルでプレーしてた時も、同じだったもんな。しかし、ユーヴェは強いから、こういうのは必要ないはずなんだけどな」

ルイージ・アニョリン、元レフェリー
「テレビで見ましたが、あれは全然ファウルじゃなかったですね。でも、ユーヴェのホームゲームでしたからね。だから、すべては筋が通るんです。『確かにPKが与えられるべきだった』とでも言いましょうか。まったく、笑うしかないですよね」

ジョルジョ・トザッティ、スポーツ・ジャーナリスト
「ザンブロッタは、オーバーに倒れたことを認めたから偉いという意見があるみたいですが、それは違うと思いますよ。試合終了直後に言うのではなくて、PKが与えられたその時に言ってほしかったですね。同様に、ボローニャのグーリーも、先日のウディネーゼ戦で手を使って得点した時、試合後じゃなくて、すぐに告白してもらいたかったです。それでこそ、『フェア』と言えるんじゃないんですか?」

ヴィンチェンツォ・モンテッラ、ローマFW
「勝ちたいという気持ちが、理性を失わせちゃうことがあるんだよね。ついついダイブしちゃって、すぐに後悔するってことだってあるんだよ。ザンブロッタは少なくとも、『ファウルじゃなかった』って認めたからね。正直であることは、評価するべきだと思うな」

ローマ在住・高橋 在