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 2003.11.11
スコアレスドローに終わったパルマvsミランのヒーローは、フレイの代わりにパルマのゴールを死守したGKヴィンチェンツォ・シチニャーノだった。完璧なセリエAデビューを果たしたシチニャーノは試合終了後、興奮気味にこう語った
「皆さんには、僕の試合中の心境はわからないと思います。僕は今まで、セリエCやせいぜいBでしかプレーしたことがなかったんですよ。それが、天下のミランを相手にセリエAデビューするなんて……。いきなり目の前に、シェフチェンコやカカーやネスタやせードルフがいるわけです。夢みたいな話ですよ。ほんと、夢じゃないかと思って、ゲーム中に2回ぐらい自分で顔をひっぱたいたぐらいですからね(笑)」

ローマ・ダービーの後半36分、ヒールキックでローマの先制点を決めたのはDFのアレッサンドロ・マンシーニだった
「このゴールを誰に捧げるのかって? まずは、僕を守り続けてくれる神様。その次に、ブラジルにいる僕の家族。そして、常に僕を支えてくれるクラブにも捧げたいですね。ラツィオのマンチーニ監督も現役のころ、ヒールキックでゴール決めるのが得意だった? いやあ、『MANCINI』という名前の選手は、みんな上手いってことなんですかね(笑)」

ローマの2点目をスコアしたMFエメルソンは、ダービー終了直後にこう発言した
「ローマが勝ったし、ゴールは2点ともブラジル人が決めたから、僕はダブルでうれしいね。今年のローマには、とても満足しているよ。欠点を探そうと思っても、ないからね。今シーズンのスクデットは、ウチとユヴェントス、ミランが争うことになるんじゃないかな」

ダービーの直前、スタディオ・オリンピコへ向かうバスの中で、代表に招集されたことを知らされたローマのアントニオ・カッサーノ。念願の初A代表招集でこの上なくうれしいカッサーノ君は、いかにもヤンチャ坊主っぽく、こうコメント
「ローマの合宿やったばっかりなのに、今度は代表の合宿かよ〜。連チャン合宿で、やってらんねぇよなぁ、オレ(笑)」

ダービー後、代表招集について“まとも”にコメントしたカッサーノ。しかし、相変わらず歯に衣を着せず……
「うれしいよ。だって、前からA代表にこだわってたしね、オレって。正直言って、オレより上手いってわけじゃない選手が呼ばれてるのを見て、なおさら招集されたいと思ってたんだよ」

ジョヴァンニ・トラパットーニ監督は、相変わらず熱心なキリスト教信仰者。『神の存在』について、こう発言
「神様がいて、我々人間を愛してくれてるってことは、日常を観察すれば、あらゆることから明らかに読み取れるんです。私がベンチに持ち込む、聖なる水ですか? あれをからかう人は、恥を知るべきだと思いますがね」

約50日の戦線離脱の末、ユヴェントスvsウディネーゼ戦で復帰したアレッサンドロ・デル・ピエロ。しかし、プレーは今ひとつでPKにも失敗。そのアレックスの代わりに入り、2ゴールを決めたマルコ・ディ・ヴァイオは試合終了後、『もはや“デル・ピエロのユーヴェ”ではなく、“ディ・ヴァイオのユーヴェ”なのではないか』と聞かれて、こう返答
「誰のユヴェントスってことじゃないですよ。いや、訂正します。やっぱり、我がキャプテンのユーヴェですよ。アレッサンドロこそ、チームの象徴だから。たった一試合の出来が悪かったからって、今までやってきた偉大なことが価値をなくしてしまう、ってことはないですからね」

ウディネーゼ戦で、ホームでの初ゴールを決めたファブリツィオ・ミッコリ
「いやぁ、前からデッレ・アルピの観衆が喜びで爆発するのを体験したかったら、とってもうれしいっス」

アンコーナ戦でインテルの3点目を決めたクリスティアン・ヴィエリは、先週のキエーヴォ戦に続いて、この度もゴール後、喜びを表さなかった。インテルの会長マッシモ・モラッティはこのことについて……
「ボボはちょっと偏屈な男ですからね。まあ、喜びたくなけりゃ、別に喜ばなくってもいいんじゃないですか。重要なのは、勝つことですから」

パオロ・マルディーニは、バロン・ドール候補についてこうコメント
「僕にとって、バロン・ドールはそんなに重要なものではないです。僕の大先輩である、フランコ・バレージの前例を知ってますからね。バレージこそ、バロン・ドールにふさしい偉大な選手だった。だけど、受賞しなかったわけでしょ」

ローマ在住・高橋 在